世界中に多くのタブレット端末をリリースしてきたUAUU(ユアユー)は、2023年9月に同ブランドの8.4インチAndroidタブレット『UAUU P30』をリリースした。
1万円台というリーズナブルな価格ながら、2560×1600(WQXGA)の高解像度に対応した8.4インチディスプレイを搭載。SIMカードの挿入にこそ対応していないものの、デュアルバンドWi-Fiによる高速通信が可能。コストパフォーマンス的にも優れたモデルとなっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | UAUU |
モデル名 | UAUU P30 |
カラー | グレー, ブルー |
ディスプレイサイズ | 8.4インチ IPSディスプレイ |
解像度 | 2560×1600(WQXGA) |
リフレッシュレート | 不明 |
OS | Android 13ベース |
CPU(SoC) | MediaTek MT8183 オクタコアプロセッサー |
RAM | 4GB(最大4GBの仮想RAM拡張が可能) |
ストレージ | 64GB |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 非対応 |
バッテリー容量 | 5,100mAh(18W急速充電対応) |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 |
搭載カメラ | フロント:8MP リア:13MP |
対応通信規格 | デュアルバンドWi-Fi, Bluetooth 5.0 |
本体サイズ | 13×21×0.93cm |
本体重量 | 約390g |
『UAUU P30』は8.4インチIPSディスプレイを採用しており、筐体サイズは13×21×0.93cm、重量は約390gとコンパクトかつ軽量。
OSはAndroid13を搭載。Google Mobile Services(GMS)認証を受けており、プリインストール済みのGoogle Playストアから多くのアプリをダウンロードできる。
ディスプレイは2560×1600(WQXGA)解像度に対応。筐体にはデュアルスピーカーを内蔵しており、メディア視聴用途に適したタブレットとなっている。
CPU(SoC)にはMediaTek MT8183 オクタコアプロセッサーを、RAMは4GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁している。RAMは最大8GBまでの拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。
内蔵ストレージに関しては64GBが用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張が可能だ。
通信規格は2.4/5GHz デュアルバンドWi-Fiおよび Bluetooth 5.0に対応。一方、SIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意したい。
筐体前面には8メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。
バッテリー容量は5,100mAhと小型の筐体サイズに対して大きめであり、長時間の連続使用が可能。18W急速充電にも対応しており、利便性に優れていると言える。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- カードスロット開閉用ピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。
▼タブレットの外観。8.4インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな見た目。
▼前面には8MPフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPリアカメラを搭載。
▼13×21×0.93cm、約390gの筐体サイズはコンパクトで持ちやすい。
▼カバンなどに入れて持ち運ぶにはうってつけのサイズ感だ。
▼背面は綺麗な光沢が見られ綺麗だが、指紋などの汚れが目立ちやすい。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部の様子。カードスロット、Type-Cポートが用意。
▼カードスロットには最大1TBまでのマイクロSDカードを挿入可能。
▼下部の様子。デュアルスピーカーの穴が空いている。
▼右側面には3.5mmイヤホンジャック、電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼左側面の様子。
コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
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結果として、約21.2万点のスコアを記録した。
1万円台の格安タブレットとしては、優れたスコア結果であると言える。
ウェブサイト閲覧から動画視聴はもちろん、ゲームアプリもある程度スムーズに動作するだろう。
小型で利便性に優れた筐体サイズ
本製品のような小型かつ軽量なタブレットは持ち運びに適しているだけでなく、長時間持ち続けても腕が疲れづらいため、メディア視聴用端末としても適している。
▼2560×1600(WQXGA)と解像度が高いため、Amazon Kindleなどで電子書籍を読む用途にも最適だ。
筐体のコンパクトさに対して性能も優れているため、ちょっとした空き時間にゲームアプリを楽しみたい場合にも適している。あまり大きなサイズのタブレットを持ち歩きたくない方にはオススメのモデルだ。
一般的なタブレット用途は快適
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
▼2560×1600(WQXGA)の高解像度ディスプレイでは、細かな文字でも明瞭に描画された。
また、YouTubeなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼高解像度の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。
▼設定より映像品質を調整可能。
一方で、WidevineはL3サポートとなっている。
また、最大4GBの仮想RAM拡張に対応。タブレット動作をよりスムーズにできる。
スピーカー性能はそこそこレベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
正直、音質に関してはそこそこレベルといった感想だ。
中~高音域はある程度響くものの、低音に関しては完全につぶれてしまっている。スピーカー穴も筐体下部のみに用意されているため、サウンドに立体感も欠ける。
映画やアニメ等でセリフの聞き取りに支障をきたすレベルでは決してないが、音質にはそこまで期待しない方がよいだろう。
実用的なフロント・リアカメラ
本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラで撮影した写真は全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。拡大撮影時は画質が露骨に荒くなるが、近距離撮影に関しては十分な画質であった。
旅行時の記念撮影用としては心もとないが、映像記録用のカメラとしては十分に機能するだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できていた。
1時間ほどサバイバル生活を楽しんでみたが、一貫してスムーズな操作が可能であり、処理落ちなどでストレスを感じることも無かった。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択出来た。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
HDグラフィック設定では、ビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。
バッテリーの持ちは1日が限界
本製品には5,100mAhのバッテリーが内蔵されている。
実際にウェブサイト閲覧や動画視聴などに使用してみたが、7時間程度のタブレット利用が可能であった。一般的な利用頻度であれば、1回の充電で1日中バッテリーを持続させることは可能だろう。
▼18W急速充電にも対応しており、素早い充電が可能である点も嬉しい。
ただし、動画視聴やゲーミングを主にタブレットを利用する場合、長くもっても6時間程度のため、充電ケーブルを常に持ち歩いた方が良い。
『UAUU P30』のまとめ
今回紹介した『UAUU P30』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 持ち運びに適した筐体サイズ
- 大抵のタブレット用途を快適にこなせる性能
- 発色の良い高解像度ディスプレイ
- ゲームアプリも設定次第でスムーズに動作
- 実用的なカメラ性能
- リーズナブルな価格
悪かった点
- 筐体背面に指紋などの汚れが目立ちやすい
- WidevineはL3サポート
- サウンドが立体感に欠ける
以上の通り、1万円台の小型タブレットとしては実に優れたパフォーマンスのモデルとなっている。
コンパクトな筐体静に対して基本性能が優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBGなどのゲームアプリも設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来た。 2560×1600(WQXGA)の高解像度ディスプレイを搭載しており、美しい映像を楽しめる。ただ、WidevineがL3サポートである点がやや残念だ。
カメラ性能は良く、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだと言える。スピーカーに関して、音質は悪くないものの、立体感や低音の響きが弱い。あくまで価格相応と考えておくと良いだろう。
なにより筐体サイズがコンパクトかつ軽量のため、長時間持ち続けても疲れづらく、持ち運びにも最適だ。電子書籍リーダーや動画視聴用端末としても向いているだろう。
リーズナブルな価格で、持ち運びに適した小型タブレットを求めている方は、選択肢の1つに入れても良いだろう。
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- 通常価格:20,999円(税込)
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- 最終価格:13,189円(税込)
- 割引率:37%オフ
- 利用期限:2024年1月19日(金)18:00 ~ 2024年2月29日(木)
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