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『UAUU T60』レビュー | Android12搭載の実用的な10.1型タブレット

2022-08-18

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

リモートワークやウェブ会議、オンライン授業などが盛んに行われるようになってきた昨今では、タブレット端末の需要が高まっている。

特に1~3万円台で購入できる "格安タブレット" と呼ばれるリーズナブルなモデルが人気だ。

しかし、格安タブレットはその分性能が低いモデルが多く、パフォーマンスの悪さにストレスを感じる場合があるだろう。

そこで今回は、2万円前後というリーズナブルな価格で実用的な性能を擁するAndroidタブレット『UAUU T60』について紹介したいと思う。

Android12搭載の実用的な10.1型タブレット

今回紹介する『UAUU T60』は、Android12搭載の実用的な性能を擁する10.1型タブレットだ。

ブランド UAUU
モデル名 UAUU T60
ディスプレイサイズ 10.1インチ
解像度 1920×1200(FHD+)
リフレッシュレート 非公表(おそらく60fps)
OS Android 12
CPU(SoC) ‎UNISOC T610 プロセッサー
RAM 4GB
ストレージ 64GB
マイクロSDカード 対応(最大512GBまで)
SIMカード 対応
対応通信規格 Wi-Fi, Bluetooth, GPS
搭載カメラ フロントカメラ:5メガピクセル
リアカメラ:13メガピクセル
バッテリー容量 6,000mAh
本体サイズ 24×15.8×0.73cm
本体重量 約430g

24×15.8×0.73cm、約430gのコンパクトかつ軽量な筐体サイズで、持ち運びにも適している。

▼厚み0.73mmの超薄型ボディ

▼薄型の筐体には充実したインターフェースを搭載。

CPU(SoC)には "UNISOC T610 プロセッサー" を採用しており、4GB RAM(メモリ)を搭載。ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽めのゲームアプリ程度の用途であれば、快適にこなせる性能を擁している。

10.1インチディスプレイは1920×1200(FHD+)解像度に対応しており、鮮明な映像を楽しむことが出来る。

▼筐体左右には計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵。立体的なサウンドを楽しめる。

ストレージは64GBを用意。必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで最大512GBまでの拡張も可能だ。デフォルトの64GBだけでは容量が心もとないため、マイクロSDカードの装着をオススメしたい。

通信規格はWi-FiとBluetooth、GPSに対応。SIMカードの挿入にも対応しており、LTE通信を行うことも可能だ。

大容量6,000mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ。

前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。

仕事からウェブサイト閲覧、動画視聴、ゲーミングにまで活用できる、汎用性の高い格安Androidタブレットだ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • タブレット本体
  • Type-Cケーブル
  • 電源アダプタ
  • ユーザーマニュアル
  • 保証カード
  • カードスロット開閉用ピン

▼ユーザーマニュアルは日本語に対応している。

▼タブレットの外観。10.1インチディスプレイ搭載のシンプルかつスタイリッシュな外観。

▼前面には5メガピクセルのフロントカメラが内蔵。

▼背面の様子。鈍い光沢を見せる金属製の筐体にはそこそこの高級感がある。

▼背面には13メガピクセルのリアカメラが内蔵。

▼24×15.8×0.73cm、約430gのコンパクトかつ軽量な筐体。

▼しっかりとした造りになっており、この価格帯のタブレットとしては中々の高級感がある。

▼厚みはわずか0.73cmと非常に薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部には2基のスピーカーが内蔵。

▼下部には3.5mmオーディオジャック、Type-Cポート、カードスロット、そして2基のスピーカーが内蔵。

付属のピンを用いてカードスロットを開き、最大512GBまでのマイクロSDカード、およびnanoSIMカードを挿入することが出来る。

▼3.5mmオーディオジャックは角に搭載されており、イヤホン等を接続しても邪魔に感じづらい。

▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。

▼左側面には特に何もない。

以上のように、コンパクトかつ薄型な筐体に、充実したポート類が集約されたインターフェースとなっている。

上下に計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が内蔵されているため、立体的なサウンドを楽しむことができる。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

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結果として、約19.6万点のスコアを記録した。

この価格帯のタブレットとしては、まずまずのスコアと言ったところだろう。

ウェブサイト閲覧から動画視聴、軽めのゲームアプリ程度であればスムーズに動作すると思われる。

一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能のモデルだと言えるだろう。

一般的なタブレット用途は快適にこなせる

本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。

画像やスクリプト多めのサイトでは読み込み時に多少の遅延を感じることもあるが、スクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧自体に支障をきたすことはなかった。

▼1920×1200(FHD+)解像度のディスプレイは、細かな文字まで鮮明に描画される。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼高画質映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

スピーカー性能は及第点

本機のスピーカー品質について確認してみた。

計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵していることもあり、両側から出力されるサウンドには立体感が感じられ、音圧も強めであった。

中~高音域に関しては明瞭に出力される一方で、低音に関してはつぶれてしまっていた。

音質は悪くはないが、それほど良いとも言えない、と言ったところだろう。

最低限のカメラ性能

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関しては、正直に言って品質が低い

発色自体は良いもの、撮影した写真の解像度は低く、端の方はぼやけた画像になってしまう。

またカメラ映像の残像や描画遅延が酷く、この品質ではオンライン通話用途には適しているとは言えない

▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラに関しても、お世辞にも高画質とは言えなかった。発色が薄く感じられる。

画像として何かを記録しておく分には問題のない品質だが、旅行時の記念撮影や風景撮影などの用途には向いていない。

フロント・リアともに、最低限のカメラ品質であると考えておいた方が良いだろう。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。

▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。

▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。

▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。

アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』までを選択できた。

実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、比較的スムーズなゲームプレイが可能であった。

▼比較的キレイな映像でゲームを楽しめる。

▼10.1インチディスプレイは、遠方を索敵するには十分な大きさだ。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

標準グラフィック設定では、ビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。

『原神』レベルのゲームアプリはきつい

一方で、『原神』などの処理の重いゲームアプリもプレイしてみたが、画質設定を最低に落とした場合でもフレームレートが激しく低下し、まともに遊べるレベルではなかった。

さすがに『原神』レベルのゲームは動作がキツく、『PUBG』や『マインクラフト』あたりが限界だと思われる。

『UAUU T60』のまとめ

今回紹介した『UAUU T60』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • リーズナブルな価格
  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • 多少の高級感がある筐体デザイン
  • 一般的なタブレット用途はスムーズ
  • ゲームアプリもある程度快適に遊べる(原神などの激重ゲームを除く)
  • 立体的なサウンドを楽しめるクアッドスピーカー
  • 3.5mmオーディオジャックを搭載

悪かった点

  • カメラ性能は最低限

以上の通り、2万円前後というリーズナブルな価格に対して、全体的に安定したパフォーマンスを発揮する高コスパなAndroidタブレットとなっている。

10.1インチディスプレイ搭載の筐体は薄くて軽く、外出先への持ち運びにも適しているだろう。

ウェブブラウジングから動画視聴まで幅広い用途に利用することが可能だ。ゲーミングに関しても、マイクラやPUBGレベルのゲームアプリであれば比較的スムーズに遊ぶことができた。

クアッドスピーカーに関して、サウンドに立体感はあるものの音質は及第点といったところで、中~高音に関しては響く一方で低音は潰れてしまっており、そこまでの品質を期待しない方が良いだろう。

また、フロント・リアともにカメラは最低限の性能となっており、オンライン通話などの用途には適していないと言える。

それでも何はともあれ、価格に対して全体的に優れたパフォーマンスを提供できていると感じた。

可能な限り安価で実用的、かつコンパクトなタブレットを購入したい方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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