- リモートワークやオンライン授業用にタブレットを用意したい!
- 出来るだけ手ごろな価格のものが良い...
- かと言って性能が低すぎるのもイヤ!
上記のような考えで、タブレット端末を探している方は多いのではないだろうか。
新型コロナウイルスの影響により、最近では自宅で仕事やオンライン授業に従事する人々が増えてきた。
それに伴い、タブレット端末の需要も高まりつつある。
しかし初めてタブレット端末を購入する方にとって、どの製品(モデル)を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。
そこで今回は、できるだけ安価で、なおかつ実用的な性能を擁するタブレットとして『VANKYO MatrixPad S30』を紹介したい。
リーズナブルな価格に対して実用的な性能のAndroidタブレット
『VANKYO MatrixPad S30』は、約15,000円(クーポン込)というリーズナブルな価格に対して、リモートワークやオンライン授業、そしてゲームアプリなどが快適に動作する性能擁する、高コスパAndroidタブレットとして人気の高い製品だ。
▼高コスパな10.1インチタブレット
ブランド | VANKYO |
モデル名 | MatrixPad S30 |
OS | Android 10 |
CPU | Cortex A55 オクタコア |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
本体サイズ | 24 × 16.8 × 0.98cm |
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200 |
カメラ | 前面:8メガピクセル 背面:13メガピクセル |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
SIMカード | 非対応 |
対応通信規格 | Bluetooth, Wi-Fi |
本製品のディスプレイサイズは10.1インチであり、解像度は1920×1200でキレイなフルHD映像を楽しむことが出来る。
CPUにはオクタコアプロセッサーを搭載しており、RAMには3GBを用意。ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途であれば快適にこなせるだけの性能を擁している。
筐体自体は24cm × 16.8cmのコンパクトなサイズに収まっており、外出先へ持参することにも適している。
そして前後にはそれぞれ8メガピクセル、13メガピクセルのカメラを搭載しており、リモートワークやオンライン授業にも十分活躍できる構成だ。
▼高品質なビデオ通話が可能。
ストレージは32GBとやや心もとないが、別売りのマイクロSDカードを挿入することで、容量を最大512GB拡張することが出来る。
構成自体は、上位機種のタブレット端末とほとんど同様の内容となっている。
本体および付属品
▼外箱の様子
▼タブレット本体の下には、付属品一式が収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は、以下の通りだ。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- 説明書一式
- 保証書
- USB Type-Cケーブル
- 充電用アダプタ
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書は日本語にも対応しているので安心だ。
▼タブレット表面。10.1インチディスプレイを搭載。
▼タブレット裏面。高級感は無いが、サラサラで肌触りは良い。
▼本体は非常に軽く(約550グラム前後)片手で持っても全く疲れない。
▼厚みは9.8ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも邪魔になることはないだろう。
続いて、タブレット本体に搭載されているインターフェースについて紹介していく。
▼前面中央には8メガピクセルのフロントカメラを搭載。ウェブ会議やオンライン授業などの際に便利だ。
▼裏面中央には13メガピクセルのリアカメラおよび発光部が搭載。
▼本体上部にはマイク穴、リセット穴、電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼本体右側面には3.5mmオーディオポート、USB Type-Cポート、カードスロットが搭載。
▼カードスロットは付属のピンを使って開くことができ、マイクロSDカードを挿入することが可能。ただし、SIMカードには対応していないので注意。
▼本体下部には2基のスピーカー(デュアルスピーカー)を搭載。
以上のように、インターフェース構成は一般的なタブレットと同様であり、機能面で困ることはほとんどないだろう。
他タブレットとの比較
試しに、私が所有している『iPad Air2』と並べて比較してみた。
筐体自体のサイズ感はVANKYO S30の方が若干コンパクトな印象だ。
本体重量もVANKYO S30の方が軽い。
AnTuTuベンチマークスコアについて
本製品『VANKYO MatrixPad S30』について、AnTuTuベンチマークテストを実施した結果は以下の通り。
スコアは約10万点を超えており、1万円台のタブレットとしては中々のスコアとなっている。
ウェブブラウジングや動画視聴はもちろんのこと、ゲームアプリもある程度快適にプレイできるだけのスコアだ。
ただし、同価格帯のタブレットと比較したとき、よりスコアの優れたモデルが存在している。
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正直、価格に対する性能面を考えると、上記2モデルの方がコスパに優れていると言えるだろう。
通常のタブレット利用は問題なし
実際に、タブレットを様々な用途に用いた際のパフォーマンスを確認した。
まずウェブブラウジングについて、ブラウザアプリで様々なサイトを閲覧してみたが、いずれの場合においてもスムーズかつ迅速にページが表示された。
▼画像多めのサイトでも、比較的スピーディに読み込まれる。
スクリプトを多用しているサイトなど、重めのサイトを訪れてもみたが、読み込み速度に問題は無かった。
また、ページスクロール時に、カクつきやフリーズといった現象も起こらなかった。
ウェブブラウジングに関しては、いたって快適な操作が可能だろう。
続いて、動画視聴時のパフォーマンスについて。
実際にYouTubeやネットフリックスなどの動画サイトにおいて映像を再生してみたが、こちらも快適に視聴することが可能であった。
▼十分に綺麗なフルHD画質で映像を楽しめる。
再生途中でフリーズしたりカクつくこともなく、いたって快適に映像を楽しむことが出来た。
以上のように、ウェブブラウジングや動画視聴など、一般的なタブレット用途に関しては、パフォーマンスの面で問題は見受けられなかった。
ただし、映像に関しては若干色合いが薄めであるように感じた。
▼実際にディスプレイを撮影した様子。肉眼で直接見ると、ディスプレイの色合い(色温度)が薄いように感じる。
メディア視聴自体に支障をきたすレベルではないが、上位タブレット機種と比べるとさすがに映像の綺麗さは見劣りしてしまうだろう。
音質は及第点
サウンドの面についても確認した。
上述した通り、本製品下部には2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されている。
実際に音楽を再生して音質を確認してみたが、良くも悪くも値段相応といった感じだ。
中~高音域に関しては、クリアに響くため聞き取りやすい。ボーカル音や、映画・アニメのセリフなどは十分に聴きとりやすいと言える。
一方で、低音に関しては全くと言ってよいほど響かない。そのため、映画などを見る際に、サウンドの面で迫力はどうしても半減してしまうだろう。
また、デュアルスピーカーの欠点として、サウンドの立体感に欠けるという点が挙げられる。出力方向が一方向のみに偏ってしまうため、どうしても立体感が欠けてしまうのだ。
総合的にみるとサウンド品質は及第点レベルであり、音を聴きとること自体は十分可能であった。
実用的なカメラ性能
カメラ性能についても確認した。
まずフロント(前面)カメラについて。
▼実際にフロントカメラで撮影した画像。
上画像を見ても分かる通り、画質自体は十分実用的なレベルであり、人物の輪郭から背景にいたるまで、比較的クリアに描画されている。
ただし、やはり色温度が薄目であり、全体的に色が抜けているような印象を与えている。
それでも、ウェブ会議やオンライン授業等に用いる分には、問題のないカメラ品質である。
続いてリア(背面)カメラについて。
▼実際にリアカメラで撮影した画像。
上画像の通り、背面カメラに関しては遠景・近景のいずれの場合でも、キレイな写真を撮影することが出来ている。
色合いも肉眼で見た場合と近く、ごく自然な風景を撮影できた。
背面カメラは、風景撮影から記録用としても十分に活躍できる品質だろう。
軽めのゲームアプリであればある程度快適にプレイ可能
そして最後にゲーミング性能についても確認してみた。
まずは『PUBG』プレイ時のパフォーマンスについて。
▼グラフィック設定では、クオリティを『標準』まで設定できた。
実際に試合に参加してみたが、プレイヤーが大量に集まる場所で若干のラグを感じる点以外は、スムーズで快適に遊ぶことが出来ていた。
グラフィックに関しても、オブジェクトにジャギ(ギザギザ)が感じられるものの、決して見れないクオリティではない。
▼周囲を把握するには十分な画質。
もちろん、高スコアを狙うランカーの方々にとっては満足できるパフォーマンスであるとは言えないだろう。
しかし、普通に遊べれば良いというエンジョイ勢にとっては、特に問題のないパフォーマンスを実現できていた。
続いて『マインクラフト』(Android版)も試してみた。
マイクラPEの場合も、森林・樹林など処理の重いバイオームでも、スムーズに行動することが出来た。
フルHDで描画されるグラフィックも十分綺麗であり、満足度の高いゲーミングが可能だろう。
ただし、チャンク読込時や、TNT爆発時などにおいては一時的にフレームレートが低下する。
マイクラの場合も、『普通にゲームが遊べれば良い』という方にとっては問題のないパフォーマンスとなっている。
他には『原神』や『CODモバイル』などのゲームアプリを試してみたが、これら重いアプリではカクカクして満足にプレイできなかった。
軽めのゲームアプリであれば、ある程度快適に遊ぶことが出来る性能となっている。
『VANKYO MatrixPad S30』のまとめ
今回紹介した『VANKYO MatrixPad S30』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽量かつコンパクトな筐体
- お手頃な価格
- 実用的なカメラ性能
- ウェブブラウジングや動画視聴など一般的な用途は快適
- 軽めのゲームアプリであれば快適にプレイ可能
悪かった点
- 本体ストレージが少ない(32GB)
- 映像の発色が薄め
- 同価格帯でより優れたタブレットが存在する
以上の通り、一般的なタブレット用途に関しては十分快適なパフォーマンスを実現している、コスパの高いタブレットとなっている。
ウェブブラウジングや動画視聴はもちろんのこと、軽めのゲームアプリであればスムーズに動作することが確認できた。
カメラ性能も実用的なレベルであり、WEB会議やオンライン授業用にタブレット購入を検討している方にもオススメだ。
ただし上述した通り、同価格帯でタブレットを探しているのであれば、他により優れた機種があることも事実だ。
もしも本製品(VANKYO MatrixPad S30)に特にこだわる点が無いのであれば、個人的には『VASTKING KingPad K10』や『VUCATIMES N20』の方をオススメしたい。
当サイトのレビュー記事を参考に、ぜひ各機種について比較してみてほしい。
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