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『VARMILO Muse65』レビュー、デザイン性と機能性を両立した高性能メカニカルキーボード

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

これまでに数多くの高性能キーボードを世界中でリリースしてきたVARMILO(アミロ)は、デザイン性と機能性を両立した高性能メカニカルキーボード『VARMILO Muse65』を販売している。

自然や北欧神話をテーマとした個性的なデザインを採用しており、フルCNCアルミニウム製のボディを備えている。PBT(Dye-sub)製のキーキャップは耐久性と美しさを両立している。

Magnetic White」と「Magnetic Jade PRO」の2種類のバージョンが用意されており、いずれも0.2msの低遅延で、素早い入力を実現。特にMagnetic Jade PROは高精度認識と高速入力を特長としており、本格的なゲーミングに最適だ。

今回、提携先より本製品(Magnetic Jade PRO / Asgard)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

VARMILO Muse65のアイコン画像

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  • 有効期限:2024年11月22日(金)17:00 ~ 2024年12月4日(水)16:59
モデル名 VARMILO Muse65
バージョン Magnetic White Magnetic Jade PRO
デザイン Ariel、Aurora、Sakura、Summit、Asgard
対応OS Windows / MacOS
ケース素材 フルCNCアルミニウム製
キーキャップ素材 PBT(Dye-sub)
本体サイズ 31×11.2×1.9cm
本体重量 約1.2kg
キーボード角度 6.5度
スイッチ ・リニアタイプ
・初期荷重: 30 ± 7 gf
・終端荷重: 50 ± 7 gf
・アクチュエーション範囲: 0.10-4.00 mm
・耐久性: 1億5000万回
・リニアタイプ
・初期荷重: 36 ± 5 gf
・終端荷重: 50 ± 10 gf
・アクチュエーション範囲: 0.02-3.30 mm
・耐久性: 1億5000万回
主要機能 ・Rapid Triggerモード:0.1 mmのキー解放で素早く反応
・Dynamic Keystroke (DKS):1つのキーで最大4つのアクションが可能
・ホール効果技術:<0.01 mmの高精度エラー解決
ポーリングレート 8000 Hz
遅延 最小0.2ms
レイアウト ANSI / ISOスウェーデン
ホットスワップ 可能
Nキー ロールオーバー 対応
接続方式 USB Type-C有線

Asgard(アスガルド)のテーマデザイン

今回紹介する『VARMILO Muse65』は、有線接続タイプのメカニカルキーボードだ。

Magnetic White」と「Magnetic Jade PRO」の2種類のバージョンが用意。特にMagnetic Jade PROは高精度認識と高速入力を特長としており、本格的なゲーミングに最適だ。

31×11.2×1.9cm、約1.2kgの筐体は、フルCNCアルミニウム製の本体部分と、PBT(Dye-sub)素材のキーキャップを備えており、耐久性と美しさを両立している。

▼自然や北欧神話をテーマとした個性的なデザインを採用。今回のレビュー記事にはAsgard(アスガルド)を使用している。

VARMILO Muse65の筐体デザイン-表面

▼鮮やかなデザインと耐久性を兼ね備えたUVミラーガラスバックパネルを採用。

VARMILO Muse65の筐体デザイン-裏面

【デザインの種類一覧】

  • Summit(スカンジナビアの山々と北欧神話)
  • Aurora(オーロラと星空)
  • Asgard(北欧神話のルーン文字)
  • Sakura(桜と春のパレット)
  • Ariel(人魚姫の物語を表現)

Gateron製の磁気スイッチを搭載し、滑らかな打鍵感と高い耐久性を実現。

ラピッドトリガー対応で、アクチュエーションポイントを最短0.1mm(Magnetic White)/ 0.02mm(Magnetic Jade PRO)に設定可能。特にMagnetic Jade PROは、素早いキー入力が求められるゲームプレイに適している。

8,000Hzのポーリングレートに対応し、0.2ミリ秒という超低接続遅延により、ゲーミング時の入力遅延を最小限に抑えることができる。

VARMILO Muse65のスペック説明画像

ホットスワップに対応。スイッチの交換が容易で、好みに合わせたカスタマイズが可能だ。

キー下にはRGBライトが内蔵されており、ゲーミングデバイスらしい様々な点灯パターンを楽しめる。

キー下のRGBライトの点灯イメージ

そして公式が配布する専用ツールを使用することで、スイッチのトリガーポイント調整やキーストローク(Dynamic Keystroke)の設定、デッドゾーン調整、RGBバックライトのカスタマイズなど、非常に幅広い調整を行うことが可能となっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • キーボード本体
  • ユーザーマニュアル
  • USB Type-Cケーブル
  • キープラー/スイッチプラー

▼ユーザーマニュアルは日本語に非対応。

ユーザーマニュアル

▼キープラー/スイッチプラーが付属。

キープラー/スイッチプラー

キーボード本体

▼キーボード本体の外観。今回のレビュー時にはMagnetic Jade PRO / Asgardモデルを使用している。

VARMILO Muse65の外観-正面

67キー英語配列

VARMILO Muse65の外観-左側

VARMILO Muse65の外観-右側

▼Asgardモデルには、北欧神話のルーン文字を模したキーキャップが備わっている。

北欧神話のルーン文字デザイン

北欧神話のルーン文字を模したWindowsキー

▼PBT(Dye-sub)素材のキーキャップは手触りが良く、耐久性にも優れている。

キーキャップの素材確認

キーキャップの外観の確認

▼キープラー/スイッチプラーを使用して、キーキャップやスイッチを簡単に取り外せる。

プラーでキーキャップを外した様子

Gateron製の磁気スイッチを搭載

▼両側面の様子。キーボード角度は6.5度の使いやすい角度で固定されている。

右側面の様子

左側面の様子

▼後部の様子

後部の様子

▼後部にはType-Cポートが用意。

Type-Cポート

▼底部の様子。鮮やかなデザインと耐久性を兼ね備えたUVミラーガラスバックパネルを採用。

底部の様子

キーボード本体は、キーとType-Cポートのみを備えた、非常にシンプルな設計となっている。

▼本体重量は約1.2kgであり、手に持つと重厚感がある。

VARMILO Muse65を手に持つ様子

VARMILO Muse65を手に持つ様子-側面

筐体サイズは31×11.2×1.9cm。10キーをもたない67キー構成のため、一般的なオフィス向けキーボードと比べるとコンパクトな全長に収まっている。

▼一般的なキーボード(上)とVARMILO Muse65(下)を並べた様子。

VARMILO Muse65と一般的なキーボードの大きさ比較

タイピングが楽しくなる軽快な打鍵感

キーボードをPCに接続した様子

実際にPCに接続してキーボードを利用してみた。

付属のType-CケーブルでPCと接続すれば、すぐに使用可能状態となる。

本製品は磁気スイッチを採用しており、Magnetic Jade PRO版の初期押下圧は36 ± 5 gf最終押下圧は50 ± 10 gfであり、軸ブレが少なく、心地よい打鍵感と打鍵音を実現している。

▼Spaceキーのような大きなキーを押した際でも、安定した打鍵感を実現。

スペースキーを押す様子

▼PBT Dye-sub素材のキーキャップは表面がザラッとしており、指が滑りづらい。耐久性が高いため、長期間タイピングを繰り返しても安心だ。

心地よい打鍵感を実現

▼実際のタイピングの様子(真上視点)

▼実際のタイピングの様子(手前視点)

上動画を観ても分かる通り、静音性とタイピング感のバランスがとれた、カタカタと軽快で耳障りの良い打鍵音を響かせてくれる。

各キーにしっかりとした押し込み感があるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができ、ミスタッチを起こしづらいと感じた。

指でキーを押す様子

入力遅延はまったく体感できない

キーボード入力の様子

ラピッドトリガー対応で、アクチュエーションポイントを最短0.1mm(Magnetic White)/ 0.02mm(Magnetic Jade PRO)に設定可能。キーを押してすぐに反応し、離した瞬間に次の入力が可能なため、特にゲームでの連続操作を快適に行える。

キーボード入力の様子-真上視点

そして8,000Hzのポーリングレートに対応し、0.2ミリ秒という超低接続遅延により実際の入力遅延は一切感じれらず、触れたキーの情報がリアルタイムにPC上へ反映される。格闘ゲームやシューティングゲームなど、コンマ数秒の入力遅延が命取りとなるProゲーミングにも通用するだろう。

見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードだ。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言える。

RGBライトの多彩な点灯パターンを楽しめる

RGBライトが点灯している様子

本製品はキー裏にRGBバックライトが仕込まれており、多彩な点灯パターンを楽しめる。

▼点灯の様子

RGBライトの点灯の様子

点灯パターンや速度、輝度などは、ファンクションキー(Fn)と任意のキーを同時押しすることで簡単に調整することが可能だ。

RGBライトの点灯を切り替える様子

▼RGBライトの調整・変更方法

キーの組み合わせ 機能
Fnキー + |キー RGBライトのオン/オフ切替
Fnキー + [{ or ]}キー RGBライトの点灯エフェクト切替(前後)
Fnキー + Shiftキー(右側) RGBライトの点灯エフェクト変更
Fnキー + ← or →キー RGBライトの点灯速度変更
Fnキー + ↓ or ↑キー RGBライトの明るさ変更

▼RGBライトを調整・変更する様子

好みの点灯パターンを設定することで、手元を賑やかにできるほか、キーボードへの愛着を増すことができるだろう。

ただし、明るさを最大に設定した場合でも、RGBライトの明度はそこまで強くない。デスクライトの近くでキーボードを利用した場合、点灯色があまり目立たない点がもったいなくて残念だ。

公式ツールで詳細なカスタマイズが可能

公式が配布している無料ツールをインストールすることで、キーボードの機能をより詳細にカスタマイズできる。

上記リンクにアクセスし、"HE Driver" から .zip もしくは .exe のいずれかをダウンロード。

ドライバーダウンロード画面

ダウンロードしたドライバーを起動し、ツールをインストールする。

ツールを起動すると、接続中のキーボードが画面上に表示される。

ツールのメイン画面

ツール上では、スイッチのトリガーポイント調整やキーストローク(Dynamic Keystroke)の設定、デッドゾーン調整、RGBバックライトのカスタマイズなど、非常に幅広い調整を行うことが可能となっている。

▼キーに好みの機能を割り当てることが可能。漢字・かな変換キーを割り当てることもできるため、上手く設定すれば日本語配列キーボードのような扱い方も可能となるだろう。

キーに好みの機能を割り当てることが可能

▼RGBライトの操作に関する調整も可能。

RGBライトの操作に関する調整項目

▼スイッチのトリガーポイント調整やキーストローク(Dynamic Keystroke)の設定、デッドゾーン調整なども行うことができる。

スイッチに関する高度な設定項目

▼高度なキー設定項目も用意。

高度なキー設定項目

▼そしてマクロ設定も可能。ゲーミングからクリエイティブな作業まで、幅広い場面で重宝する機能だ。

マクロ設定画面

▼ドライバーやファームウェアのバージョン更新を行うこともできる。

システム設定画面

カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。

『VARMILO Muse65』のまとめ

VARMILO Muse65のアイコン画像

今回紹介した『VARMILO Muse65』(Magnetic Jade PRO版)について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • テーマ性のあるデザイン
  • 高級感のある筐体素材
  • タイピングが楽しくなる軽快な打鍵音
  • 軸ブレが少なく、心地よい打鍵感を実現
  • 体感できないほど低減された入力遅延
  • ラピッドトリガー対応
  • RGBライトの多彩な点灯パターンを楽しめる
  • 公式ツールで詳細なカスタマイズが可能

悪かった点

  • RGBライトの点灯輝度が弱め
  • 英語配列モデルのみ(日本語配列モデルは未発売)

以上の通り、機能性・デザイン性・カスタマイズ性のいずれも優れた、高性能メカニカルキーボードとなっている。

フルCNCアルミニウム製の本体部分と、PBT(Dye-sub)素材のキーキャップを備えており、耐久性と美しさを両立している。自然や北欧神話をテーマとした個性的なデザインもユニークだ。

磁気スイッチを採用することで、軸ブレが少なく、心地よい打鍵感と打鍵音を実現している。

8,000Hzのポーリングレートに対応し、0.2ミリ秒という超低接続遅延により実際の入力遅延は一切感じれらず、触れたキーの情報がリアルタイムにPC上へ反映される。格闘ゲームやシューティングゲームなど、コンマ数秒の入力遅延が命取りとなるProゲーミングにも通用するだろう。

RGBライトの点灯パターンも多数用意されており、様々な点灯パターンを楽しめる。ただし、RGBライトの輝度を最大に設定してもなお明るさが弱い。デスクライトの近くでキーボードを利用した場合、点灯色があまり目立たない点がもったいなくて残念だ。

そして公式ツールを利用することで、スイッチのトリガーポイント調整やキーストローク(Dynamic Keystroke)の設定、デッドゾーン調整、RGBバックライトのカスタマイズなど、非常に幅広い調整を行うことが可能となっている。カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。

販売されているモデルが英語配列のみな点がやや残念だが、上述したように公式ツールでキーの機能をカスタマイズすることで、日本語配列モデルのような扱い方を実現することも可能だ。

本格的なゲーミング用のメカニカルキーボードを探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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