- リモートワークやオンライン授業用にタブレットを用意したい!
- 外出先でも本格的な作業(仕事)を行いたい!
- 出来るだけリーズナブルで高性能なモデルが欲しい!
最近では新型コロナウイルスの影響による働き方改革により、自宅や外出先などで仕事に従事する人々が増えてきた。
また、リアルの対面ではなく、ネットで学習するオンライン授業などの形態も一般的になってきた。
これらに伴い、タブレット端末の需要が高まりつつある。特に人気の高いのは、キーボードが付属した2-in-1(タブレット・ノードPC)利用の可能な機種だ。
今回は、数ある格安タブレットの中でも特にオススメ度の高い『VASTKING KingPad K10 Pro』について紹介したいと思う。
▼下位モデルである『VASTKING KingPad K10』のレビューはコチラ
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『VASTKING KingPad K10』レビュー | 1万円台で驚異のコスパを誇る10インチタブレット
リモートワークやオンライン授業用にタブレットが欲しい! 出来るだけ安いモデルが良い でも性能が低すぎても使い物にならないし... 初めてタブレットの購入を検討している方の中には、上記のように考えている ...
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高コスパな2-in-1タイプのタブレット
今回紹介する『VASTKING KingPad K10 Pro』にはデフォルトで専用キーボードが付属しており、タブレットとしてだけでなく、ノートPCのようにも利用できる2-in-1タイプのAndroidタブレットだ。
ブランド | VASTKING |
モデル名 | KingPad K10 Pro |
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
OS | Android 10 |
CPU | T610 オクタコアプロセッサー |
解像度 | 1920×1200 |
ストレージ | 64GB(マイクロSDカード導入で最大512GBまで拡張可能) |
メモリ | 4GB |
カメラ | 背面カメラ:13MP 前面カメラ:5MP |
本体サイズ | 243.6mm × 162.4mm × 8.2mm |
本体重量 | 約550g |
10.1インチ型のディスプレイは フルHD(1920×1200)解像度 に対応しており、美しい映像を楽しむことが出来る。
▼2基のスピーカー(デュアルスピーカー)も内蔵されているため、満足感の高い映像体験が可能。
CPUには UNISOC T610 オクタコアプロセッサーを採用しており、RAMには4GBを用意。大抵の作業を快適にこなせるだけの性能を擁している。
ちなみに下位モデル『VASTKING KingPad K10』のRAMは3GBであるため、Proの方が性能を強化されている。
本体ストレージ容量は64GBで、下位モデルである『VASTKING KingPad K10』の2倍もの容量を内蔵している。勿論、マイクロSDカードを挿入することで、最大512GBまでの拡張が可能だ。
前面・背面にはそれぞれカメラが内蔵されており、リモートワークやオンライン授業でも対応可能。
Wi-FiとBluetoothの通信規格に対応しているが、SIMカード非対応のためLTE回線の使用はできないため注意したい。
そして何より、付属の専用キーボードケースを装着することで、PCのような2-in-1での利用が可能となる。
このように、2万円台のタブレットとしては、スペック・インターフェース構成のいずれについても充実したモデルとなっている。
2-in-1タイプのモデルとしては価格がリーズナブルであり、初めてAndroidタブレットを購入する方のエントリーモデルとしてもオススメだ。
本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- 専用キーボードケース
- タッチペン
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- 説明書一式
- 保証カード
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書は日本語にも対応している。
タブレット外観
タブレット外観は、一般的な10インチAndroidタブレットと同じ程度の大きさだ。
▼購入時にはディスプレイ面に保護シートが貼られている。
▼光沢があり、サラサラして手触りの良い筐体素材。
▼本体は約550グラムと非常に軽く、長時間持ち続けても腕が疲れづらい。
▼厚みは8ミリほど。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
搭載インターフェース
続いて、本体に搭載されているインターフェースについて紹介する。
▼本体前面には5メガピクセルのフロントカメラが搭載。
▼そして背面には、13メガピクセルのリアカメラ、および発光ライトが搭載。
▼本体上部。『電源ボタン』『音量調節ボタン』『リセット穴』『USB TYpe-Cポート』等が用意。
▼本体右側面。『3.5mmオーディオジャック』および『カードスロット』が用意。
▼付属のピンを挿し込むことで、カードスロットを開けてマイクロSDカードを挿入することが出来る。
▼本体左側面には2つのスピーカー穴と、専用キーボードケースと接続するための端子が備え付けられている。
このように、コンパクトな筐体に必要なボタン・ポート類がすべて詰め込まれたデザインとなっている。
なお、デザインや本体サイズ自体は下位モデルの『VASTKING KingPad K10』とほぼ同じだ。
キーボードケース
付属のキーボードケースについて紹介する。
▼ケースとキーボードが一体化している。
▼タブレットを装着する際は、タブレット本体底部のポートを、ケースの端子に合うように接続する。
▼タブレットを装着した様子。
▼キーボードは日本語配列非対応のため、使いこなすにはある程度の慣れが必要だろう。
▼タッチパッドも用意されているため、ノートPCのようにタッチ操作を行うことが可能だ。
▼ケースを閉じることでディスプレイが守られるため、収納や持ち運びの際には便利だ。
▼ケースを装着した状態でも、そこまで厚みは増さない。
▼ケース側面には、タッチペン収納用のタブが用意されている。
なお、ケース背面はスタンドとしても機能する。
▼背面のスタンド部を開いた様子。
▼見た目的には完全にノートPCだ。
▼ちなみに、キーボードケースを装着したままでも、タブレットのように持ち上げて使用することは十分に可能だ。
キーボードケースを装着することで、活用の幅は一気に広がるだろう。
AnTuTuベンチマークスコアについて
本製品『VASTKING KingPad K10 Pro』について、AnTuTuベンチマークテストを実施した結果は以下の通り。
スコアは約16万点であり、下位モデルである『VASTKING KingPad K10』のスコア(159224点)と比べても若干高くなっている。
相変わらず価格に対して高コスパなスコアを誇っており、ウェブブラウジングや動画視聴はもちろんのこと、ゲームアプリもある程度快適にプレイできるだろう。
Officeアプリを用いた資料作成など、本格的なビジネス用途にも耐えうるだろう。
快適なウェブ閲覧・動画視聴
本製品について、様々な用途でパフォーマンスをテストした。
まずウェブブラウジングについて、いくつかのウェブサイトを閲覧して確認。
画像多めのサイトからJavascriptを多用したサイトまで、様々なサイトを閲覧してみたが、いずれの場合においてもスムーズに表示された。
ページスクロール時にカクつきやフリーズといった現象もみられなかったため、大抵のウェブサイトはストレスなく閲覧できるだろう。
続いて、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて、動画を視聴してみた。
画質を最高に設定した場合でも、スムーズに止まらず再生することが可能であった。
映像の色合いも自然で、違和感なく美しい映像を楽しむことが出来る。
▼実際に直撮りした様子。
なお、音質についても、十分にクリアで透き通ったサウンドを楽しむことが可能であった。
スピーカーが2つ(デュアルスピーカー)であるため、音に立体感は無く、出力方向に若干の偏りは感じる。
それでも、普通に映画やアニメのサウンドを楽しむ分には、いたって快適な音質であると感じた。
このように、ウェブブラウジングや動画視聴など、一般的なタブレット用途には十分に活用できる性能であると確認できた。
リモートワークやオンライン授業にも対応可能なカメラ性能
続いて、リア・フロントカメラの性能も確認した。
▼フロント(前面)カメラで撮影した画像。
上画像を見ても分かる通り、フロントカメラの画質は良好であり、人物の表情から背景の様子まで、クリアに映し出すことが出来ていた。
▼フロントカメラ起動時の画面を直撮りした様子。自然な発色を実現できている。
残像など気になる現象も特に見られなかった。
リモートワークやオンライン授業などでは十分に活用できる性能だと言える。
▼こちらはリア(背面)カメラで撮影した画像。
上画像の通り、遠景から近景まで、クリアで見やすい画質を実現できていた。色合いも自然で、肉眼で見た様子に近い。
ただし、私が使用したタブレットの不具合かは分からないが、画像中央に若干のグレアが見られた。写真撮影自体への支障になるレベルではないが、ヒトによっては気になる点であるかもしれない。
実用的なキーボード(ただし慣れが必要)
本記事は、製品に付属しているキーボードを用いて執筆を行っている。
数千文字ほどタイピングしてみたが、タイピング感は良好であり、日本語配列非対応である点に慣れさえすれば、一般的なノートPCと同様の間隔でタイピングを行うことが出来るようになるだろう。
▼各キーの押し込み感は快適。
▼タッチパッドの感度・反応性も良い。
配列が日本語キーボードとは異なるため、この配列に慣れていないとミスタッチが頻発する。
しかしいったん慣れれば、外出時やリモートワーク時における作業用タブレットとして、十分な性能を発揮できるだろう。
ゲームアプリもある程度快適にプレイ可能
最後に、ゲームアプリをプレイした際のパフォーマンスも確認した。
PUBGの場合
PUBGをプレイした場合、最初の品質設定では『HD』クオリティまでを指定可能であった。
実際に試合に参加してみた。たまに多少のカクつきを感じることはあるものの、全体的には快適なゲームプレイが可能であった。
▼銃撃・アイテム使用・各種アクションもスムーズにこなすことが出来る。
木々などオブジェクトの輪郭に若干のジャギは見られるものの、陰影などの表現は綺麗で、個人的には十分に満足できるグラフィックであると感じた。
▼フレームレート低下など気になる現象も発生せず、普通に敵プレイヤーに撃ち勝つことが可能だ。
PUBGなどのバトルロワイヤルゲームを普通にエンジョイしたいのであれば、十分プレイに耐えうる性能であると言える。
▼なお、キーボードを利用することで、画面をタッチせずとも操作することが可能だ。
マインクラフト(旧マイクラPE)の場合
マイクラ(旧PE)においても、実際にワールドを作成して参加してみた。
結果として、PUBGの場合と同様に、全体的にスムーズな操作・アクションが可能であった。
重めのチャンク読み込み時や高速移動時に若干のカクつきを感じることはあるものの、それ以外の場面ではいたって快適にサバイバルやクラフティングを楽しむことが出来た。
また今回は試していないが、グラフィックを大幅に向上させることの出来る『影MOD』を導入した場合でも十分快適に動作するだろう。
以上のように、マイクラやPUBG程度のゲームアプリであれば、十分快適に遊べることが確認できた。
ちなみに『原神』などの重いゲームアプリも試してみたが、そちらの場合はグラフィック品質を "最低" まで下げた場合でもカクつきが酷くてゲームプレイに支障をきたすレベルであった。
低~中程度の要求スペックのゲームであれば快適に遊べるが、重量級ゲームをスムーズにプレイしたい場合は、より上位機種の購入を検討した方がよいだろう。
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今回紹介した『VASTKING KingPad K10 Pro』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 2万円台のリーズナブルな価格
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- フルHD対応の美麗な10.1インチディスプレイ
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- ゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 実用的なキーボード付きケースが付属
悪かった点
- SIMカード(LTE通信)に非対応
- リア(背面)カメラの性能(画質)はイマイチ
このように、価格・デザイン・性能のバランスが取れた、コストパフォーマンスの高いAndroidタブレットとなっている。
キーボード付きケースが付属しながら、2万円台前半という価格は非常にコストパフォーマンに優れていると言える。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、リモートワークやオンライン授業などの場面でも対応できる性能を擁している。
また、PUBGやマインクラフトといった程度のゲームアプリなら、快適に遊ぶことが可能だ。
そして何より、専用キーボードケースの装着で、タブレットPCとしての利用が可能になため、幅広い用途に用いることが出来て汎用性に優れている。
ただしSIMカード非対応のため、Wi-Fi環境以外でもインターネットに接続したい方は注意した方が良いだろう。
なるべく価格を抑えつつ実用的な2-in1タイプのタブレットを探している方には、間違いなくオススメしたいモデルだ。
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