Vici LX1336Bレビューのメイン画像
※ 記事内にアフィリエイト広告が含まれています

ガジェットレビュー 家電・その他

『Vici LX1336B』レビュー、スマホ・タブレットの明るさを測れる手軽なルクスメーター

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

おもに電子計測器やテスターを製造・販売しているブランドのViciは、ディスプレイ・スクリーンの明るさ・輝度を手軽に測定できるルクスメーター『Vici LX1336B』を販売している。

フォトダイオード式の光センサーを搭載しており、27×22mmの受光部でテレビやモニター、スマートフォン、タブレット端末などの画面の明るさを、実用的な精度で測定できる。

AliExpressなどから購入可能であり、価格は12,000円~15,000円ほど。一般的に高価なモデルが揃っているルクスメーターの中でも、比較的リーズナブルな価格となっている。

今回、本製品を自前で購入したので、実際に使用した感想を基にレビュー(短評)していきたいと思う。

Vici LX1336Bのアイコン画像

ブランド Vici
計測範囲 10 ~ 200,000 cd/m2(nits)
精度 <10,000cd/㎡ , the accuracy is ±(4%rdg + 1figure)
>10,000cd/㎡ , the accuracy is ±(5%rdg + 1figure)
再現性 ±2%
自動セロ調整 対応
低バッテリー表示 対応
自動原電オフ 対応
温度特性 ±0.1%/℃
分解能 0.1cd/m2
センサー フォトダイオードおよびフィルター
サンプリングレート 3回/秒
データホールド 対応
液晶サイズ 67×40mm
バッテリー 9V 乾電池(非付属)
受光部 27×22mm
本体サイズ 125×87×28mm
本体重量 公称値:約300g
実測値:約272g(電池込み)

今回紹介する『Vici LX1336B』は、フォトダイオード式の光センサーを搭載したルクスメーターだ。

本体部分に67×40mmサイズの液晶ディスプレイを備えており、本体から伸びる受光部をディスプレイ・スクリーンに当てることで、明るさ(輝度)を測定することができる。

▼手のひらサイズのコンパクトな筐体。専用ポーチも付属しており携行性に優れている。

Vici LX1336Bのデザイン説明画像

計測範囲は10 ~ 200,000 cd/m2(nits)。計測精度は<10,000 cd/㎡ の場合で±(4%rdg + 1figure)、10,000 cd/㎡ の場合で±(5%rdg + 1figure)となっている。

プロ仕様の本格的な機器(±1~3%程度)には劣るものの、テレビやモニター、スマートフォン、タブレット端末などの大体の画面明るさ(輝度)を測定する用途には十分に活用できるレベルだ。

▼(参考)ルクスメーターの精度目安表

精度 評価 用途の例
±1% 研究・医療用途向け プロフェッショナルな測定(光学研究、医療機器校正)
±2% 専門機器・プロ用途向け 映像・写真スタジオの照明測定、厳密な品質管理
±3% 高品質な一般向け機器 工場やオフィスの照度管理、高精度の環境測定
±4% 一般的な精度 一般的な照度測定(室内光、屋外光、ディスプレイ評価)
±5% 簡易測定向け 簡易な光測定(家庭用、DIY用途、ライト比較)
±10% 参考程度の測定向け 基本的な明るさの確認(目安測定、玩具・安価な測定器)

Vici LX1336Bのディスプレイと受光部

バッテリーは充電式ではなく、9V 乾電池(非付属)で駆動する。

筐体デザイン自体もシンプルで、誰でも扱いやすいルクスメーターとなっている。

製品本体および付属品

▼AliExpressで注文すると、航空便により以下のような梱包で届いた。

Vici LX1336B到着時の梱包

Vici LX1336B到着時の梱包を開けた様子

▼ルクスメーター本体および付属品は、専用ポーチに収まっている。

専用ポーチに入ったVici LX1336B

専用ポーチを開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • Vici LX1336B本体
  • ユーザーマニュアル
  • 専用ポーチ

▼ユーザーマニュアルは英語表記のみ。

ユーザーマニュアル

▼Vici LX1336B本体の外観。

Vici LX1336B本体の外観-正面

▼Vici LX1336B本体部分のサイズは125×87×28mm。普段は保護ケース(オレンジ色部分)に入っており、その場合は1cmほど厚みが増す。

Vici LX1336Bを手に持つ様子-正面

▼コンパクトなサイズで、付属ポーチに入れて気軽に持ち運べるだろう。

Vici LX1336Bを手に持つ様子-側面

本体正面には67×40mmの液晶ディスプレイが用意。

Vici LX1336Bのディスプレイ

ディスプレイの下には電源ボタンのほか、レンジ調節ボタンとホールドボタンが用意。

▼レンジ調節ボタンを押すことで、表示最大値を200、2,000、20,000、200,000に切り替えることができる。

Vici LX1336Bのボタン

▼本体上部からは、フォトダイオード式の光センサーを搭載した受光部が伸びている。

Vici LX1336Bの受光部

▼測定の妨げになるため、ゴミなどが入り込まないように注意したい。

受光センサー

▼背面の様子

Vici LX1336B本体の外観-背面

背面のフタを展開することで、簡易的なスタンドとして機能する。

背面スタンドを展開した様子

背面スタンドを展開した様子-正面

背面スタンドを展開した様子-側面

このように、ルクスメーター本体自体はいたってシンプルなデザインとなっている。

9V 乾電池(別売り)の挿入

本製品は9V 乾電池で駆動するが、電池自体は付属しないので自前で用意する必要がある。

▼9V 乾電池。コンビニで売っていることは少ないが、ドンキやイオン、家電量販店などで購入できる。

9V 乾電池

Vici LX1336Bを覆っているオレンジ色のカバーを外すと、下部に電池投入部が用意されている。

Vici LX1336Bを覆っているオレンジ色のカバーを外す様子

Vici LX1336Bの電池投入部

伸びているケーブル先端に乾電池を取り付けてフタをする。

9V 乾電池を装着した様子

これでVici LX1336Bの使用準備は完了だ。

▼なお、電池を入れた状態の本体重量は約272g。

Vici LX1336B計量の様子

実際に測定してみた

スマホのディスプレイ輝度を測定してみた様子

実際にVici LX1336Bを使って、スマホのディスプレイ輝度を測定してみた。

Vici LX1336B正面の電源ボタン(赤色)を押すと、電源がオンになりディスプレイに数値が表示される。

Vici LX1336B正面の電源ボタン(赤色)を押す様子

あとはこの状態で、本体から伸びる受光部を、測定したいデバイスの画面上に載せるだけで、明るさ(輝度)が測定される。

本体から伸びる受光部を、測定したいデバイスの画面上に載せる様子

▼受光部に隙間が空かないように、平らな部分に押し当てよう。

本体から伸びる受光部を、測定したいデバイスの画面上に載せる様子-近距離視点

▼『POCO X7 Pro 日本語版』のディスプレイ輝度を測定した様子。

デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測した様子

電源を入れて受光部をディスプレイやスクリーンに当てるだけで、迅速に明るさを測定できる。コンパクトかつ軽量な筐体サイズも相まって、非常に手軽で扱いやすいルクスメーターとなっている。

本製品の計測範囲は10 ~ 200,000 cd/m2(nits)であり、最高でも4,000nitsあたりが限度のスマホ・タブレット端末に問題なく対応可能。

スマホの明るさ測定中の様子

計測の精度は<10,000 cd/㎡ の場合で±(4%rdg + 1figure)、10,000 cd/㎡ の場合で±(5%rdg + 1figure)となっている。

スマホやタブレット端末の場合は±(4%rdg + 1figure)の精度で測定できるため、実測値として十分な信頼性があると言える。

▼(参考)ルクスメーターの精度目安表

精度 評価 用途の例
±1% 研究・医療用途向け プロフェッショナルな測定(光学研究、医療機器校正)
±2% 専門機器・プロ用途向け 映像・写真スタジオの照明測定、厳密な品質管理
±3% 高品質な一般向け機器 工場やオフィスの照度管理、高精度の環境測定
±4% 一般的な精度 一般的な照度測定(室内光、屋外光、ディスプレイ評価)
±5% 簡易測定向け 簡易な光測定(家庭用、DIY用途、ライト比較)
±10% 参考程度の測定向け 基本的な明るさの確認(目安測定、玩具・安価な測定器)

レンジ変更、ホールド機能を用意

なお、本体正面に用意されている200、2,000、20,000、200,000のボタンを押すことで、測定レンジを切り替えることができる。

測定レンジを切り替える様子

とは言っても、テレビやモニター、モバイル端末の明るさを測定する分には、常時 "20,000" に合わせておけば問題ないだろう。

また、「HOLD」ボタンを押すことで、現在ディスプレイに表示されている測定値を保持できる。

ホールドボタンを押す様子

測定値を都度記録したい場合に役立つ機能だ。

『Vici LX1336B』のまとめ

Vici LX1336Bのアイコン画像

今回紹介した『Vici LX1336B』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
  • 専用ポーチ付属で携行性に優れている
  • シンプルなデザイン
  • 簡易スタンド搭載
  • テレビやモニター、モバイルデバイスの明るさを測定する分には十分な計測精度
  • 取り扱いが簡単
  • 手ごろな価格

悪かった点

  • 9V 乾電池は自前で用意する必要あり
  • (本体から受光部をつなぐ線が切れそうで心配)

以上の通り、テレビやモニター、スマートフォン、タブレット端末などの画面の明るさを測定するには、十分な計測精度と範囲を備えたルクスメーターとなっている。

本体サイズは実にコンパクトかつ軽量。専用ポーチが付属するため、持ち運ぶ際や収納する際にも便利だ。

必要最低限のインターフェースのみが用意されたシンプルなデザインで、初めて扱う方でも支障なく扱えるだろう。

稼働させるためには、別売りの9V 乾電池が必要。9V 乾電池を常備している家庭は多くないと思う。いちいちこの機器のために電池を買いに出るのはやや面倒だ。

扱い方は実に簡単であり、電源を入れて受光部をスクリーンに当てるだけ。一般的なスマホやタブレット端末の場合は±(4%rdg + 1figure)の精度で測定できるため、実測値として十分な信頼性があると言える。

AliExpressなどから購入可能であり、価格は12,000円~15,000円ほど。一般的に高価なモデルが揃っているルクスメーターの中でも、比較的リーズナブルな価格である点もGOOD。

デバイスのディスプレイ・スクリーン輝度(明るさ)を測定したいと考えている方には、ぜひオススメしたい一品だ。

▼こちらの記事もオススメ

スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめページのトップ画像
【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)

更新履歴 2025/02/14:ベンチマーク表に「POCO X7 Pro」を追加しました。 2025/02/08:ベンチマーク表に「PlimPad P2」を追加しました。 2025/01/24:ベンチ ...

続きを見る

AnTuTuベンチマークテストを行う方法のトップ画像
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)

2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...

続きを見る

この記事をシェアする

スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめページのバナー画像
当サイト厳選ガジェットセール(実施中のみ)
割引率 商品名(記事リンク)
割引価格
(セール詳細は記事参照)
ミニPC
GMKtec NucBox G3 Plusのアイコン画像
20%オフ
『GMKtec NucBox G3 Plus』レビュー、2万円台で実用的なパフォーマンスを発揮、拡張性にも優れたミニPC
23,500円
超お得18,800
2/20まで
ミニPC
30%オフ
【GMKtec M5 PLUS】GMKtec人気ミニPCを大幅割引価格で購入可能、楽天セール実施(2/20まで)
52,860円
超お得37,002
2/20まで
ミニPC
20%オフ
【GMKtec K8 PLUS】GMKtec人気ミニPCを大幅割引価格で購入可能、楽天セール実施(2/20まで)
99,999円
超お得79,999
2/20まで
ミニPC
GMKtec G5のアイコン画像
25%オフ
【25%OFF】超小型ミニPC『GMKtec G5』をお得に購入できる限定割引クーポンコード配布(2/23まで有効)
26,980円
超お得20,234
2/23まで
ミニPC
GMKtec G9のアイコン画像
25%オフ
【25%OFF】高性能ミニPC『GMKtec G9』をお得に購入できる限定割引クーポンコード配布(2/23まで有効)
48,000円
超お得36,675
2/23まで
ミニPC
GMKtec M3 PLUSのアイコン画像
20%オフ
【20%OFF】高性能ミニPC『GMKtec M3 PLUS』をお得に購入できる限定割引クーポンコード配布(2/23まで有効)
79,580円
超お得63,664
2/23まで
スマホ
Blackview WAVE 8のアイコン画像
31%オフ
格安スマホ『Blackview WAVE 8C』を大幅割引価格で購入可能、Amazon期間限定セール(2/23まで)
15,900円
超お得10,900
2/23まで
タブレット
Blackview MEGA2のアイコン画像
30%オフ
『Blackview MEGA2』レビュー、ケース&保護フィルム&ペン付属、12インチ大画面搭載のAndroid15タブレット
42,900円
超お得29,900
2/28まで
キーボード
Epomaker TH99のアイコン画像
15%オフ
『Epomaker TH99』レビュー、有線/無線対応、RGBライト搭載、最大800時間の連続使用可能な高機能メカニカルキーボード
15,639円
13,293
2/28まで
イヤホン
1MORE Sleeping Earbuds Z30のアイコン画像
10%オフ
『1MORE Sleeping Earbuds Z30』レビュー、超小型&軽量、寝ながら装着できる安眠用ワイヤレスイヤホン
8,640円
7,776
2/28まで
PCモニター
KTC G27P6S ゲーミングモニターのアイコン画像
18%オフ
『KTC G27P6S ゲーミングモニター』レビュー、240Hz・1440p対応、高品質スピーカーも内蔵する高性能モデル
115,000円
95,000
3/6まで
スマホ
Blackview WAVE 8のアイコン画像
35%オフ
『Blackview WAVE 8』レビュー、1万円台で充実のパッケージ内容、サブ機にうってつけの格安スマホ
25,900円
超お得16,900
3/7まで
プロジェクター
Yaber L2sのアイコン画像
25%オフ
『Yaber L2s』レビュー、JBLスピーカー内蔵、低価格で実用的な高コスパプロジェクター
27,990円
超お得20,996
3/7まで
イヤホン
SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホンのアイコン画像
10%オフ
『SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン』レビュー、圧迫感皆無、耳穴を開放して音楽を楽しめるオープンイヤーモデル
7,280円
6,116
3/23まで
保温冷蔵庫
BougeRV CR Pro CH ポータブル保温冷蔵庫のアイコン画像
20%オフ
『BougeRV CR Pro CH 25L ポータブル保温冷蔵庫』レビュー、保温・保冷の両方が可能なコンパクトかつ大容量モデル
49,980円
超お得39,984
4/14まで
イヤホン
EarFun Air Pro 4のアイコン画像
25%オフ
『EarFun Air Pro 4』レビュー、Snapdragon Sound対応の高コスパなワイヤレスイヤホン
9,990円
超お得7,491
終了日未定
続きを見る

実施中セールをすべて見る

ガジェットレビュー 一覧

  • この記事を書いた人

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

-ガジェットレビュー, 家電・その他
-, , , , , , , , ,