vivo X200 Proレビューのメイン画像
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『vivo X200 Pro』レビュー、驚異的な望遠撮影性能と処理パフォーマンスを誇るハイエンドスマホ

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2024年10月、中国のVIVOは同ブランドの最新スマートフォンである『vivo X200 Pro』の販売を中国国内向けに開始した。現時点でグローバル版は発表されていない。

カラーはブラック系、ホワイト系、ブルー系、チタン系の4種類が用意。RAM&ストレージの組み合わせに応じて計4つのモデルが用意されており、公式サイトにおける価格は以下の通りだ。

▼中国国内向けの通常価格

モデル(RAM+ストレージ) 価格
12GB+256GB 5,299元(約113,000円)
16GB+512GB 5,999元(約128,000円)
16GB+1TB 6,499元(約140,000円)
16GB+1TB(衛星通信エディション) 6,799元(約146,000円)

※1元=21.45円換算(2024.11.13時点)

2023年11月にリリースされた「VIVO X100 Pro」の後継にあたるモデルであり、2億画素(200MP)の超望遠カメラを含む3眼構成リアカメラを搭載することで、より優れた写真撮影性能を実現。CPU(SoC)にはMediatek Dimensity 9400を採用し、AnTuTuベンチマークテストにおいて200万点を優に超えるスコアを記録するなど、ハイエンドスマホと言ってもまったく差支えのないモデルとなっている。

今回、提携先より本製品(12GB+256GBモデル、ブルー系)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

vivo X200 Proのアイコン画像

vivo X200 Pro 蓝晶×天玑 9400|6000mAh蓝海电池|蔡司2 亿APO超级长焦
VIVO
ブランド vivo
モデル名 vivo X200 Pro
カラー ブラック系、ホワイト系、ブルー系、チタン系
ディスプレイサイズ 6.78インチ AMOLED
解像度 2800×1260
ピーク輝度 4,500nit
リフレッシュレート 最高120Hz
OS OriginOS 5(Android 15ベース)
CPU(SoC) Mediatek Dimensity 9400
RAM 12GB / 16GB LPDDR5X
(衛星通信エディションのみLPDDR5X Ultra Pro 4チャンネル搭載)
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS4.0
防水規格 IP69/IP68
SIMカード デュアルSIM対応
マイクロSDカード 非対応
搭載カメラ フロント:32MP(f/2.0)
リア:50MP(f/1.57)メイン+200MP(f/2.67)超望遠+50MP(f/2.0)超広角カメラ
※ZEISS監修
スピーカー デュアルステレオスピーカー内蔵
生体認証 画面内指紋認証(超音波指紋認証)・顔認証
バッテリー容量 6,000mAh(急速充電:有線90W / ワイヤレス30W)
対応通信規格 Bluetooth 5.4, Wi-Fi 7, GPS, NFC, 5G/4G
対応バンド 2G GSM: 850/900/1800/1900MHz;
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19;
4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41;
4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28A/B66;
5G: n1/n3/n5/n8/n28A/n38/n40/n41/n77/n78/n79
位置測位 GPS:L1+L5,北斗:B1C+B1I+B2a+B2b,GLONASS:G1,Galileo:E1+E5a+E5b,QZSS:L1+L5,NavIC:L1+L5
搭載ポート USB3.2 Gen1 Type-C
本体サイズ 高さ:162.36mm
幅:75.95mm
厚み(ブルー系、チタン系、ホワイト系):8.49mm
〃(ブラック系):8.20mm
本体重量 ブルー系、チタン系、ホワイト系:約228g
ブラック系:約223g

vivo X200 Proのスペック説明画像

今回紹介する『vivo X200 Pro』は、OriginOS 5(Android 15ベース)を搭載したハイエンドスマートフォンだ。

ブラック系、ホワイト系、ブルー系、チタン系の4カラーが存在。RAM+ストレージは12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TBの組み合わせで用意されているほか、衛星通信機能を備えた特別なモデル「Satellite Communication Edition」(16GB+1TB)もリリースされている。

vivo X200 Proのキービジュアル画像

最も基本的な構成のモデルで約113,000円であり、「Xiaomi 15シリーズ」よりはやや高めな価格設定となっている。

筐体サイズは162.36mm×75.95mm×8.49mm/8.20mm、重量は約228g/223gと薄型かつ軽量であり、携行性に優れている。IP69/IP68等級の防水仕様となっており、アウトドアな場面でも安心して利用できる。

vivo X200 Proの防水仕様

6.78インチ AMOLEDディスプレイを搭載。2800×1260解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は4,500nitsにも達し、明るい日中の屋外でも画面の視認性が損なわれることなく、快適なスマホ利用が可能だ。

vivo X200 Proのディスプレイ仕様

デュアルステレオスピーカーを内蔵。

CPU(SoC)には最新の「Mediatek Dimensity 9400」を採用。前世代と比べて電力効率が最大40%も向上したとのこと。RAMは12GB / 16GB LPDDR5Xを搭載。大抵のスマホ作業を支障なく快適にこなせる性能を備えている。

なお、衛星通信エディションのみ「LPDDR5X Ultra Pro 4チャンネル」を搭載しており、驚異的な処理能力を誇る。

Mediatek Dimensity 9400

ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS4.0を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。

顔認証に加えて画面内指紋認証にも対応。ディスプレイに超音波指紋認証センサーを搭載しており、従来以上に簡単かつ素早くロックを解除できるようになっている。

5G, Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4などの高速通信規格に対応。デュアルSIMカードの挿入をサポート。

前面に50MP(f/1.57)メイン+200MP(f/2.67)超望遠+50MP(f/2.0)超広角のZEISS監修3眼構成リアカメラを搭載しており、近景から遠景まで、非常に鮮明な写真撮影が可能だ。

▼特に2億画素カメラによる、驚異的な望遠撮影性能を備えている。

vivo X200 Proのリアカメラ仕様

6,000mAhのバッテリーを内蔵。90W有線急速充電・30Wワイヤレス急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる。

vivo X200 Proのバッテリー仕様

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • vivo X200 Pro本体
  • スマホケース
  • SIMカードピン
  • USB Type-Cケーブル
  • 電源アダプタ
  • ユーザーマニュアル

▼90W高速充電対応の電源アダプタが付属。

付属電源アダプタを手に持つ様子

付属電源アダプタの仕様

▼スマホケースの質はそこそこ良好。メインケースとしても十分に使えるだろう。

スマホケース-表面

スマホケース-裏面

▼スマホの外観。6.78インチAMOLEDディスプレイを搭載した、シンプルかつスタイリッシュなデザイン。

vivo X200 Proの外観-正面

▼前面中央には32MP(f/2.0)フロントカメラが内蔵。

vivo X200 Proのフロントカメラ

▼背面の様子。今回のレビュー時にはブルー系の筐体を使用している。

vivo X200 Proの外観-背面

▼背面には50MP(f/1.57)メイン+200MP(f/2.67)超望遠+50MP(f/2.0)超広角の、ZEISS監修3眼構成カメラを搭載。

vivo X200 Proのリアカメラ

▼リアカメラの縁にはひし形の彫り込みがあり、細部までデザインが凝っている。

リアカメラの縁のデザイン

▼162.36mm×75.95mm×8.49mmの筐体サイズはやや大きめだが、手に馴染むデザインで持ちやすい。

vivo X200 Proを手に持った様子-正面

本体重量は約228gであり、一般的なスマホと比べるとややズッシリ感がある。それでも、持ち運びに支障をきたすレベルではないので安心してほしい。

vivo X200 Proを手に持った様子-背面

▼背面には綺麗な光沢と独特のグラデーションが見られ、高級感がある。指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい点もGOOD。

vivo X200 Proを手に持った様子-背面斜め視点

厚みは約8.49mmであり、前モデル(vivo X100 Pro)の9.05mmと比べてやや薄くなっている。ポケットなどに入れて持ち運んでも邪魔に感じないだろう。

vivo X200 Proを手に持った様子-側面横向き

vivo X200 Proを手に持った様子-側面縦向き

続いて、インターフェースについて紹介していく。

▼本体右側面。電源ボタン音量調節ボタンが搭載。

本体右側面の様子

▼左側面の様子。

本体左側面の様子

上部の様子。

本体上部の様子

▼下部の様子。カードスロット USB3.2 Gen1 Type-Cポートスピーカーが用意。

本体下部の様子

▼付属のピンでカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。

カードスロットを開いた様子

全体的に必要最低限のインターフェースのみが搭載された、シンプルでスタイリッシュな印象を受けるデザインとなっている。

超音波指紋認証センサーによる素早いロック解除

指紋登録の様子

本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。

ディスプレイに超音波指紋認証センサーを搭載しており、従来以上に簡単かつ素早くロックを解除できるようになっている。

▼指紋認証の様子

指紋認証の様子

ちなみに顔認証の精度も優れている。複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

続きを見る

結果として、約259万点のスコアを記録することが出来た。

AnTuTuベンチマークテスト結果

前モデルの『vivo X100 Pro』が記録した約200万点というスコアを大幅に上回る、約260万点という驚異的なスコアを記録した。さすがはPU(SoC)に最新の「Mediatek Dimensity 9400」を採用しているだけあって、素晴らしいパフォーマンスが期待できる記録だ。

ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さとなっている。

仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるハイエンドモデルである。ただし、一般的な用途でしかスマホを利用しない方にとっては、オーバースペック気味であるとも言える。

それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。

2,800×1,260解像度・120Hzの美しく滑らかな描画

ゲームプレイ画面

本機のディスプレイは2,800×1,260解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。

▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。

リフレッシュレート切替画面

また解像度に関しても切り替えることが可能だ。

▼バッテリー消費量などを考慮して、自動的に調整する「スマート適応」機能も用意。

画面解像度の切り替え画面

ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレート描画のおかげで、ページスクロールもなめらかで心地よい。

ウェブサイト閲覧の様子

▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

ゲーム動画視聴の様子

▼画面の色合いも、複数のプリセットから変更できる。

画面の色合い設定画面

ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

あらゆるスマホ作業を快適にこなせる性能

スマホを起動した様子

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作感について検証した。

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧できた。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

ウェブサイト閲覧の様子2

▼画像やスクリプトの読み込みが多いサイトでもスピーディに読み込まれ、ストレスなく閲覧できる。

ウェブサイト閲覧の様子3

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。

▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴できる。

ゲーム動画視聴の様子2

ゲーム動画視聴の様子3

▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。

アニメ動画視聴の様子

なお、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。

Widevine確認画面

また、必要に応じて最大12GBまでの仮想RAM拡張が可能となっている。

RAM拡張画面

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なスマホ利用に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。

音圧の強いサウンド

本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。

サウンド品質確認中の様子

本製品にはデュアルステレオスピーカーが内蔵されており、音圧が比較的強くて迫力のあるサウンドを楽しめる。

低音こそあまり響かないものの、中~高音域に関しては実にクリアなサウンドを楽しむことができる。

▼サウンド品質の確認

普通にアニメや映画を視聴したり、音声通話を行うぶんには全く支障のないレベルだ。

非常に優れたカメラ性能

本機に搭載されているカメラの性能について確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロント(前面)カメラで撮影した画像

フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラでぬいぐるみを撮影した写真

リアカメラでぬいぐるみを撮影した写真-ズーム

リアカメラでサボテンを撮影した写真

リアカメラでサボテンを撮影した写真-ズーム

▼屋外撮影(1倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真

▼屋外撮影(10倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-10倍

▼屋外撮影(50倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-50倍

▼屋外撮影(100倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-100倍

以上の通り、ZEISS監修の50MP(f/1.57)メイン+200MP(f/2.67)超望遠+50MP(f/2.0)超広角の3眼高性能背面カメラを搭載していることもあり、近景から遠景にいたるまで非常に明瞭で美しい写真を撮影できた。旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。

▼観葉植物を撮影した写真。ズームすると、肉眼では見えない、繊維の一本一本が編み込まれている様子まで鮮明に写すことができている。

リアカメラで観葉植物を撮影した写真

リアカメラで観葉植物を撮影した写真-ズーム

リアカメラで観葉植物を撮影した写真-接写

リアカメラで観葉植物を撮影した写真-超接写

そして特筆すべきは、望遠撮影性能の高さだ。

望遠撮影の場合、一般的なスマホであれば10倍望遠撮影時ですら遠景の輪郭がぼやけてしまい、不鮮明な写真しか撮ることができない。

しかし『VIVO X200 Pro』は最大100倍の望遠撮影に対応しており、撮影地点から約6km先にあるビル群の輪郭までを捉えることができていた

▼非常に鮮明な望遠撮影が可能。

リアカメラで遠くのビル群を撮影した写真-50倍

望遠撮影時の手振れ補正も一級品。100倍ズーム時でも手振れをかなり抑えてくれるため、苦労して手の揺れを抑えずとも、輪郭の鮮明な写真を撮影できた。

リアカメラの撮影画面

▼100m以上離れた自販機で、どの商品が売っているのか判るレベルだ。

リアカメラで自販機を撮影した写真-100倍

前モデル「vivo X100 Pro」と今回の「vivo X200 Pro」で100m先の自販機を撮影した写真の比較を以下に載せる。vivo X200 Proの望遠撮影性能の向上具合が伺えると思う。

▼vivo X100 Pro

▼vivo X200 Pro

リアカメラで自販機を撮影した写真-100倍

前モデルも十分に驚異的な撮影性能を発揮したモデルであったが、vivo X200 Proはさらなる進化を果たしている。

写真・動画撮影メインでスマホを探している方にとって、間違いなく満足できる体験を提供するだろう。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

マインクラフトプレイの様子2

マインクラフトプレイの様子4

▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

マインクラフトプレイの様子3

マインクラフトプレイの様子1

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。

▼フレーム設定はウルトラを選択可能。

PUGBの画質設定画面

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

PUBGプレイの様子1

PUBGプレイの様子4

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。120Hz高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きが滑らかに描画される

PUBGプレイの様子2

PUBGプレイの様子5

▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。鮮明な描画で遠方も索敵しやすい。

PUBGプレイの様子3

PUBGプレイの様子6

『PUBG』に関しても、満足度の高いゲームプレイが可能であった。

『原神』プレイ時

続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。

原神プレイの様子4

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態

原神の画質設定画面-高

▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。

原神の画質設定画面-最高

▼ "最高" 画質設定でも、60fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。

原神プレイの様子1

▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィックで原神を遊べる。

原神プレイの様子3

原神プレイの様子6

▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。

原神プレイの様子2

原神プレイの様子5

『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。ゲーミングスマホとしての運用にも適していると言える。

ゲーミング向け機能が充実

ゲーミング設定ウィンドウを表示させている様子

本製品にはゲーミング向けの機能が豊富に用意されている。

ゲームアプリプレイ時に画面縁をスワイプすると、ゲーミング向けの様々な機能が用意されたウィンドウが出現する。

ゲーミング設定ウィンドウ1

▼画面録画や音声変更、着信OFFなど、ゲーム配信向けの機能も充実している。

ゲーミング設定ウィンドウ2

▼パフォーマンスモードの切り替えも可能。バッテリー残量と相談して調整すると良いだろう。

ゲーミング設定ウィンドウ3

ゲーミング設定ウィンドウ4

また設定アプリでは、ゲーミングに関するより詳細な調節を行うことが可能だ(ウルトラゲームモード)。

ウルトラゲームモードの設定画面1

ウルトラゲームモードの設定画面2

ウルトラゲームモードの設定画面3

長持ちするバッテリー

本製品には6,000mAhのバッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能だ。

また、最新の「Mediatek Dimensity 9400」を採用したことで、前世代と比べて電力効率が最大40%も向上したと謳われている。

実際に満充電の状態から4時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、15~20%ほどしかバッテリーが減っていなかった。

普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。

▼できるだけ長持ちさせたい場合のために、「スーパーバッテリーセーバー」の機能も用意。

バッテリー設定画面

そして本製品は90W有線急速充電・30Wワイヤレス急速充電をサポートしており、30分ほどの充電で一気にバッテリーを回復できる点も、実用性の高さに貢献している。

スマホ充電の様子

発熱の問題は解消できているか

前モデル「vivo X100 Pro」には、高負荷状態で長時間スマホを使用し続けた場合に、筐体背面が高熱をもつ現象が生じていた。

▼vivo X100 Pro

しかし今回のvivo X200 Proでは、vivo X100 Proの場合と同程度の負荷を与えてみたが、気になるレベルの発熱は生じなかった。もちろん、パフォーマンスへの影響もまったく体感できなかった。

Mediatek Dimensity 9400を搭載したX200 Proは、発熱の問題を解消できていると感じられた。

『vivo X200 Pro』のまとめ

vivo X200 Proのアイコン画像

今回紹介した『vivo X200 Pro』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュかつ高級感のあるデザイン
  • 超音波指紋認証センサーによるスピーディな指紋認証
  • AnTuTuベンチマーク約260万点のハイパフォーマンス
  • 激重ゲームアプリもスムーズにプレイ可能
  • 圧倒的なカメラ性能
  • 非常に優れた望遠撮影性能
  • 90W有線急速充電・30Wワイヤレス急速充電をサポート
  • ゲーミング向けの機能が充実
  • 前モデルで生じていた発熱の問題が解消

悪かった点

  • 筐体自体はややズッシリ感がある

以上の通り、圧倒的な性能と撮影性能を備えたハイエンドスマホとなっている。

Mediatek Dimensity 9400を搭載することで、AnTuTuベンチマーク約260万点のハイパフォーマンスを実現。基本性能が非常に高く、動画視聴からウェブサイト閲覧まで、ほとんどのスマホ作業を快適にこなすことが出来る。また『原神』レベルの激重ゲームアプリでも60fps前後安定でスムーズに動作した。

2,800×1,260解像度・120Hzリフレッシュレートのディスプレイで描画される映像は実に美しく滑らかであり、ゲーミング用のスマホとしても問題なく活躍してくれるだろう。4,500nitのピーク輝度のおかげで、日中の屋外でも画面が見やすい。

そして何よりカメラ性能が非常に優れており、近距離・遠距離撮影から接写、広角撮影にいたるまで、前モデル「vivo X100 Pro」を上回る品質で写真撮影を楽しむことができた。現時点で入手可能なスマホの中では最高レベルの品質だろう。

また、前モデルで生じていた発熱の問題が、本製品では解消されていた点も嬉しい。これで安心して長時間利用し続けることができる。

圧倒的な処理性能とカメラ撮影性能を備えたスマホを求めている方には、間違いなくオススメしたいモデルだ。

vivo X200 Pro 蓝晶×天玑 9400|6000mAh蓝海电池|蔡司2 亿APO超级长焦
VIVO

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