- 『Minecraft』や『原神』などのゲームアプリをスムーズに遊びたい!
- 綺麗な写真を撮影できる高性能スマートフォンが欲しい!
- だけど高すぎるのは手が足づらい...
このように考えている方は多いのではないだろうか?
最近では、スマホやタブレット向けにクオリティの高いゲームアプリが多くリリースされており、もはや社会現象とも言える人気を博するタイトルも存在している。
また、SNSの台頭により、素人が撮影した風景写真や食べ物写真などをSNS上に共有することも一般化している。
しかし、これらをスムーズに行うためには、ある程度性能の高いスマホが必要である。しかしGalaxyやiPhoneの上位機種などは価格が高く、中々手が出しづらい人も多いだろう。
そこで今回は、価格を抑えつつ、上位(ハイエンド)モデルにも負けづ劣らずの性能を発揮する『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』について紹介したいと思う。
圧倒的なコスパを誇る高性能スマートフォン
今回紹介する『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』は、約3万円前後であるにもかかわらず、5~6万円クラスの機種にも劣らないパフォーマンスを発揮する高コスパスマホだ。
ブランド | Xiaomi |
OS | MIUI 12(Android 11準拠) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 732G |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED (有機EL) |
解像度 | 2,400 x 1,080 FHD+395 PPI |
リフレッシュレート | 120Hz |
カメラ | 1億800万画素+800万画素(超広角)+500万画素(望遠接写)+200万画素(深度) |
SIMカード | 対応 |
本体サイズ | 高さ:164mm幅:76.5mm厚さ:8.1mm |
本体重量 | 約193g |
OSにはAndroid11準拠のMIUI 12を採用しており、ほぼ通常のAndroid端末と同じ感覚で操作することが可能だ。
CPUにはオクタコアプロセッサーである『Qualcomm Snapdragon 732G』を採用しており、メモリ(RAM)は6GBを搭載。大抵の作業を快適にこなせる性能を擁している。
ディスプレイサイズは6.67インチと大きめであり、解像度は2,400 x 1,080(FHD+)に対応。そして120Hzもの高リフレッシュレートに対応しているため、満足度の高い大きな画面で、美しく滑らかな映像を堪能できる。
ストレージ容量は128GBを用意しており、もしも不足に感じる場合は、マイクロSDカードを挿入することで最大512GBの拡張が可能だ。
SIMカードの挿入にも対応しており、Bluetooth, Wi-Fi, GPS, LTE(SIM)といった主要通信規格の全てに対応している。
そして何より、本製品のメインカメラは1億800万画素に対応しており、4眼カメラによる非常に美しい映像を撮影することが可能となっている
▼同価格帯の他機種と比べても圧倒的な高性能を誇るカメラを搭載。
以上の通り、全体的なクオリティが価格以上に優れた、まさに高コストパフォーマンスなスマートフォンとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。
▼スマホ本体や付属品一式がスッポリと収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマホ本体
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
- カードスロット開閉用ピン
- 説明書
- 保証書
- シリコンケース
▼説明書や保証書は日本語にも対応している。
▼スマホ本体。6.67インチディスプレイを搭載しており『iPhone 12 Pro Max』とほぼ同等の大きさだ。
▼デザインはシンプルかつ高級感が感じられる。
▼私が所有するiPhone XRとの比較。画面サイズ・筐体サイズともに一回り大きいことが分かる。
▼本体重量は約193グラムと非常に軽い。
▼手の小さな子供や女性には少々持ちづらいかもしれない。
▼正面中央にはフロントカメラが用意。顔認識機能にも対応しているため、Face IDによるロック解除が可能だ。
▼背面左上には1億800万画素のリアカメラが内蔵。シーン毎に4眼レンズを切り替えて最適な映像品質を実現する。
▼本体上部。スピーカー穴や3.5mmオーディオポートが用意されている。
▼本体下部。マイク穴、スピーカーに加えてUSB Type-Cポートが用意。
▼本体右側面には電源ボタンと音量調節ボタンが用意。
▼反対側(左側面)にはカードスロットが用意されている。
▼付属のピンを用いることで、SIMカード・マイクロSDカードを挿入することができる。
以上の通り、インターフェース自体はオーソドックスな構成となっている。
iPhoneとは異なり3.5mmオーディオポートが用意されているため、外部オーディオデバイスやイヤホン等への有線接続が可能である点は嬉しい。
しかしその分、防水性能が落ちているため要注意だ。
シリコンケースが付属
ちなみに本製品には、専用のシリコンケースが付属している。
▼実際に装着した様子。
見た目的には安っぽい造りだが、無料で付属しているのであまり文句は言えない。
▼ケースのせいで、USBポートにもケーブルが挿しづらい。
あくまで、自前で新しいケースを購入するまで応急的に使用すると良いだろう。
結構大きめ
上述したように、本製品はデカいと評判の『iPhone12 Pro Max』と同等の大きさとなっている。
そのため、画面端をタップしたい時などは片手では辛く、両手を使わざるを得ないことが多々ある。
手の大き目な私でも片手オンリー操作はキツイので、女性や子供などが使用する際はある程度の慣れが必要だろう。
一方で、本製品の電源ボタンは指紋認証機能を搭載しており、電源ボタンに親指を軽く触れるだけでロックを解除できる。
この設計は非常に扱いやすく、顔認証よりもスピーディに認証が完了できる。
この点に関しては、iPhoneなどよりも遥かにユーザービリティが優れていると感じた。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)
スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...
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結果として、約33万点のスコアを記録することが出来た。
この価格帯で30満点超えはかなり優れたパフォーマンスを実現できていると言える。
ちなみに高コスパタブレットとして紹介した同価格帯の『ALLDOCUBE iPlay 40 Pro』でも25万点であり、いかに本製品のコスパが優れているかが良く分かる。
ウェブサイト閲覧から動画視聴まで、大抵の作業を快適にこなせるだけのスコアとなっている。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
ほとんどのスマホ用途は快適
本製品のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼フルHD画質以上の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼途中で再生が止まることもなく、一貫して安定した動画再生が可能だ。
▼グラフィックの発色も良く、アニメなどの映像作品やゲームにおいても鮮やかな映像を楽しむことが出来る。
▼6.67インチの狭ベゼルディスプレイに映し出される映像は満足度が高い。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
流石はオクタコアプロセッサーCPUと6GBのRAMを搭載していることもあり、パワフルなパフォーマンスを実現できている。
立体的で品質の良いサウンド
本機には上下に2基のスピーカーが搭載されており、立体感のあるサウンドを楽しむことが出来る。
実際に様々な楽曲を視聴したが、いずれの場合においてもクリアで鮮明なサウンドを堪能できた。
▼上下のスピーカーから、ボーカル音から楽器の音まで明瞭に聞こえてくる。
一方で低音に関しては弱く、EDMなどガンガン低音が響き渡る楽曲では、多少の音割れを感じることもあった。
とはいえ、通常の動画視聴・ゲームなどのサウンドは問題なく楽しめるだろう。
高性能カメラ
また、本機に搭載されていカメラについても確認してみた。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
全体的に画質が良く、人物の表情から背景の様子に至るまで、クリアに映し出すことが出来ている。ウェブ会議やオンライン授業時に利用しても全く問題ないだろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについては、さすがは1億800万画素に対応していることもあり、上画像のように鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。4眼レンズのおかげで、遠景から近景までクリアに映し出されている。
▼葉の表面に付着した水滴まで、鮮明に撮影できている。
肉眼で見た様子と大差ない自然な色合いを再現できており、旅行中の記念撮影用メインカメラとしても十分に活用できるクオリティだ。
ゲーミング性能の確認
最後に、本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『PUBG』プレイ時
まずは『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』までを選択することが出来た。
実査に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
激しく視点移動した際でも処理落ちなどは発生しなかった。
また、120Hzの高リフレッシュレートのおかげで、全体的にとても滑らかに描画される。本気でゲームを楽しみたい方にも満足感の高い体験を提供できるだろう。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
変化カクつきなども感じられず、スムーズな操作が可能であった。
なお、画質改善MODである『影MOD』を導入した場合でも、快適に動作させることが出来た。
▼描画がリアルになる代わりに動作が重くなる『影MOD』導入時。
▼動作に負荷がかかる分、影や光の描画がリアルになっている。
大抵の格安スマホやタブレットでは、影MODを導入するとフレームレートが低下してカクつきなどが発生する。
しかし『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』の場合、いたって快適な動作を行うことが出来ていた。
影MODを始めとする多くのアドオンを導入した状態でマルチサーバーに入っても、スムーズな動作を実現できるだろう。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。
画質設定を "低" に設定しておけば、移動時から戦闘時にいたるまで、気になるフレームレート低下や処理落ちなども生じなかった。
ただし、グラフィック設定を "中" 以上に上げると、流石に顕著なフレームレート低下が発生した。
▼グラフィック設定が "低" でも、個人的には十分に綺麗なグラフィックを堪能できると思う。
ストーリーを普通に進める分には、全くと言って良いほど支障のなるパフォーマンスを実現できていると感じた。
この価格帯で『原神』をスムーズに遊べるスマホ・タブレットは、本機を除けば恐らくかなり限られるだろう。
『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』のまとめ
今回紹介した『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 亜2K対応の大インチディスプレイ
- 大抵の作業を快適にこなせる性能
- 『原神』レベルのゲームアプリもスムーズにプレイ可能
- 性能に対してリーズナブルな価格
- 高精細4眼カメラ
- 比較的高音質なスピーカー
悪かった点
- 筐体自体が大きいため、手の小さい方には持ちづらいかもしれない
- 付属のシリコンケースは使いづらい
このように、全体的に性能の高いスマートフォンとなっている。
動画視聴からウェブサイト閲覧はもちろんのこと、『原神』レベルの激重ゲームアプリでもスムーズにプレイすることが可能であった。
スピーカーの音質も良く、カメラ性能にいたってはハイエンドクラスの機種に負けず劣らずの画質を実現できていた。
OSもAndroid11準拠となっており、ほぼ一般的なAndroid端末と同じ感覚で扱うことが可能だ。
一方で、筐体自体のサイズが大きいため、手の小さな女性や子供が普段使い用として持ち歩くのは難しいかもしれない。
また、付属のシリコンケースはケーブルが挿入しづらいなど問題があるため、別途自身で好みのケースを購入した方が良いだろう。
何はともあれ、3万円前後の価格帯でこれほどのクオリティを実現しているスマホは多くないだろう。
コストパフォーマンスに優れたスマホを探しているのであれば、間違いなく選択肢に入れても良い一品だ。
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