Xiaomi(シャオミ)ジャパンは、同ブランドの最新ワイヤレスマウスである『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』と『Xiaomi ワイヤレスマウス Comfort』を日本国向けに発売した。
2024年12月24日(火)より販売開始。いずれも記事執筆時点(24日時点)でAmazonや楽天をはじめとするオンラインストア等で注文可能だ。
いずれも、非常にリーズナブルな価格に対して優れたパフォーマンスを発揮するワイヤレスマウスであり、複数のカラーバリエーションが用意されているなど、マウス購入を検討している方にはうってつけの新モデルとなっている。
今回、提携先より『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼Xiaomi ワイヤレスマウス 3
項目 | Xiaomi ワイヤレスマウス 3 |
ブランド | Xiaomi(シャオミ) |
価格 | 2,380円(税込) |
カラー | ブルー、ホワイト、ダークグレー、ピンク |
対応バージョン | Windows 10、macOS 10.13以降のバージョン |
本体サイズ | 119×64×41mm |
本体重量 | 約57g(電池別) |
動作温度 | 0°C ~ 40°C |
定格入力 | 1.5V=50mA |
製品材質 | プラスチック、メタル |
接続方法 | 2.4GHzワイヤレス接続、Bluetooth |
電源 | 単三乾電池×1本 |
パッケージ内容 | ・マウス ×1 ・2.4GHzレシーバー ×1 (マウス裏面に収納) ・取扱説明書 ×1 ・保証に関するお知らせ |
『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』は、電池で駆動するワイヤレスマウスだ。
2.4GHzワイヤレス接続、Bluetoothの2種類の接続方法をサポート。2.4GHzで1チャネル、Bluetoothで2チャネルのワイヤレス接続に対応し、最大3つのデバイスとペアリングできる。
▼裏側の機能ボタンを押すだけで、素早く簡単に接続先を切り替えられる。
ブルー、ホワイト、ダークグレー、ピンクの4種類のカラーバリエーションが用意。
人間工学に基づいて設計された曲線デザインにより、手にピッタリとフィットする。
▼心地よい握り心地を実現。
TTCサイレントキーを採用し、静音性と押した時の手ごたえを両立したクリック音を実現。不特定多数の人が周りにいる公共スペースでも気兼ねなく使うことができるだろう。
PixArt 1200DPI精密センサーを搭載し、スムーズかつ正確にトラッキング可能。直感的な操作で、日常的な使用に最適だ。
筐体側面には親指で操作できる「デュアルサイドボタン」を搭載。
ワイヤレス接続時に使用する「ナノレシーバー」はマウス底部に収納できるため、持ち運び時に紛失してしまう心配を減らすことができる。
そして摩擦係数が低く潤滑性に優れた「PTFEマウスソール」を採用し、耐久性が高く、なめらかに動かすことが可能となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。今回のレビューではダークグレー色を使用している。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- マウス ×1
- 2.4GHzレシーバー ×1(マウス裏面に収納)
- 取扱説明書 ×1
- 保証に関するお知らせ
▼ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応。
マウス本体
▼マウス本体の外観。
▼119×64×41mmの筐体サイズで約57gという軽量設計。
▼上部前方には左ボタン、右ボタン、ホイールが用意されているほか、隙間には電池残量低下表示ランプが内蔵されている。
▼左側面にはサイドボタンが2つ用意。
▼右側面の様子。
▼底部の様子。
▼底部中央にはチャネル表示ランプ、ファンクションボタン、オン/オフスイッチ、およびセンサーが搭載。
▼底部後方のフタを取り外すと、電池投入部が現れる。
単三電池一本で動作する。電池はパッケージに付属していないので、自前で用意する必要がある点に注意。
そして電池投入部には2.4GHzワイヤレス接続時に必要なUSBドングルが格納されている。
以上の通り、ワイヤレスマウスとしては一般的なシンプル設計となっている。
USBドングルをマウス底部に収納できるため、持ち運び時に紛失してしまう心配を減らすことができるだろう。
▼単三電池を入れ、電源スイッチをONに入れることで、使用可能状態となる。
一般的な単三電池は約23gなので、使用時にはマウス全体の重量は約80gほどになる。
2種類の接続方法に対応
本製品は2種類の接続方法に対応しており、いずれの場合も接続手順は非常に簡単だ。
2.4Ghz無線接続の場合
2.4Ghz無線接続を行う場合、まず付属のUSBドングルをPCに接続する。
そしてマウス底部のファンクションボタンを押して、点灯を一番左(USBドングルアイコン)に合わせる。
すると即座にPCとの無線接続が完了し、マウスを利用できる状態となる。
Bluetooth接続の場合
Bluetooth接続を行う場合、マウス底部のファンクションボタンを押して、点灯を中央もしくは一番右(Bluetoothアイコン)に合わせる。
するとインジケーターが点滅して自動的にペアリングモードとなるので、デバイス側で「Mi Mouse3C」を選択することで、ペアリングが完了する。
心地よい握り心地
『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』は人間工学に基づいて設計された曲線デザインにより、手にピッタリとフィットする。
▼マウス後部の丸く膨らんだ部分が、手のひらに柔軟に馴染む。
▼左右のボタンも十分な操作面積を備えており、クリックしやすい。
▼ホイールの回転もスムーズ。
▼サイドボタンを押して、ページ送り・戻しなどの操作をスマートに行うことが可能。
そしてPixArt 1200DPI精密センサーを搭載することで、スムーズかつ正確なトラッキングを実現。わずかな手の動きにも敏感に反応するため、精密な作業を行うことができる。一般的なPC作業には十分なトラッキング精度を実現できていると感じられた。
▼実際に使用している様子
底部には、摩擦係数が低く潤滑性に優れた「PTFEマウスソール」を採用しており、耐久性が高く、なめらかに動かすことが可能となっている。
この価格帯のマウスの中でも、心地よい握り心地とスムーズな操作感を高いクオリティで両立できていると感じた。
本格的なゲーミング等で活用するのは厳しいが、一般的なPC作業(ウェブサイト閲覧、コンテンツ編集など)に用いるには十分なパフォーマンスを発揮してくれるワイヤレスマウスとなっている。
なお、本製品はDPI(マウス感度)の切り替えができないため、カーソル速度を変更したい場合には、OS側の設定でポインターの速度を変更すると良いだろう。
優れた静音性
本製品はTTCサイレントキーを採用し、静音性と押した時の手ごたえを両立したクリック音を実現している。
以下では、一般的なマウス(青色)と本製品(黒色)のクリック音を比較した動画を載せている。
▼マウスのクリック音の比較
上動画を観ても分かる通り、『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』の場合は左右ボタンをクリックした場合に、クリック音がほとんど鳴らない。
かといってクリック感が無いわけではなく、左右ボタンを押し込んだ際にはシッカリとした手ごたえを感じることができる。
静音性と押した時の手ごたえを、見事に両立できていると言える。
不特定多数の人が周りにいる公共スペースや、家族が同じ部屋で就寝中の場合でも、気兼ねなく使うことができるだろう。
接続先をスムーズに切り替え可能
本製品は最大3デバイス(2.4GHz無線×1台、Bluetooth×2台)とペアリングできる。
そして底部のファンクションボタンを押すことで、接続先をシームレスに切り替えることが可能となっている。
▼接続先を切り替える様子
ファンクションボタンを1回押すだけで、あっという間に接続先が切り替わる。再接続のスピードも素早いため、1つのマウスを複数台デバイス間で使用したい場合には重宝するだろう。
なお、いずれの接続方法の場合も安定した、遅延もほぼ体感できないスムーズな操作が可能であった。
『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』のまとめ
今回紹介した『Xiaomi ワイヤレスマウス 3』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 手にピッタリとフィットするデザイン
- 2.4GHzワイヤレス接続、Bluetoothの2種類の接続方法をサポート
- 接続先をスムーズに切り替え可能
- クリック時の静音性と押した時の手ごたえを両立
- スムーズな操作感
- USBドングルをマウス内部に収納可能
- リーズナブルな価格
悪かった点
- DPIの切り替えに非対応(OS側の設定である程度代用可)
以上の通り、2千円台の低価格なワイヤレスマウスの中でも、安定したパフォーマンスと優れた静音性と接続性を兼ね備えた高コスパモデルとなっている。
2.4Ghz無線接続とBluetooth接続の2種類をサポートしており、いずれも接続手順は簡単。ファンクションボタンを押すだけで最大3デバイスの中から接続先をシームレスに切り替えられるため、1つのマウスを複数台デバイス間で使用したい場合には重宝するだろう。
握り心地や操作感は良好。PixArt 1200DPI精密センサーを搭載することで、スムーズかつ正確なトラッキングを実現。わずかな手の動きにも敏感に反応するため、精密な作業を行うことができる。一般的なPC作業(ウェブサイト閲覧、コンテンツ編集など)に用いるには十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。
そして何より、TTCサイレントキーを採用することでクリック時の静音性が非常に優れており、不特定多数の人が周りにいる公共スペースや、家族が同じ部屋で就寝中の場合でも、気兼ねなく使えるようになっている。かといってクリック感が無いわけではなく、左右ボタンを押し込んだ際にはシッカリとした手ごたえを感じることができる点もGOOD。
この価格帯のワイヤレスマウスとしては、全体的に高いクオリティで設計されたモデルであると感じられた。
低価格で実用的なワイヤレスマウスを探している場合には、本製品は現時点で間違いなく選択肢の一つに入れて良いモデルだろう。
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