- 大画面で映画やアニメを楽しみたい!
- でも大型テレビは高くて手が出ない...
- 持ち運び可能なモニターのようなものが欲しい...
上記のように考えて、大型モニターやディスプレイを探している方も多いのではないだろうか。
同じ映画やアニメでも、大きな画面になればなるほど迫力が増し、通常よりも満足度の高い映像体験が可能になるだろう。
しかし大型モニターともなると価格が数十万円にもなるモデルが多く、コスト的になかなか手を出しづらいと感じる方も多いと思う。
そこで今回は、コンパクト&軽量さ・リーズナブルな価格・大型画面でのメディア出力、の3点を満たすオススメのプロジェクター『XIDU PhilBeam S1』を紹介したいと思う。
投影サイズ最大300インチ対応のハイパフォーマンスモデル
今回紹介する『XIDU PhilBeam S1』は、2万円台のリーズナブルな価格に対して、最高1920×1080(フルHD)解像度、最大300インチの投影サイズに対応する高性能プロジェクターだ。
ブランド | XIDU |
型名 | PhilBeam S1 |
解像度 | 1920 x 1080p |
投影サイズ | 40~300インチ |
コントラスト比 | 13000:1 |
明るさ | 550ANSI ルーメン |
投影距離 | 1.5-6M |
ズーム倍率 | 50-100% |
台形補正 | 4点&水平/垂直補正 |
取り付けタイプ | シーリングマウント, トライポッドマウント |
接続方式 | Bluetooth, 2.4G&5GWi-Fi, USB×2, HDMI, AV, Audio |
プロジェクターサイズ | 226*214*116mm |
自宅の壁や天井など、場所を問わず高画質な映像を映し出す事が可能。226×214×116mmと持ち運びにも適したサイズであり、外出先や勤め先に持参してプレゼンを行う用途にも適しているだろう。
照射距離を調節することで映像サイズを柔軟に変更することが可能。1.5m~6mの投影距離に対応しており、キーストーン補正やフォーカスを調節することで、最大300インチ相当の大画面で迫力のある映像を楽しむことが可能だ。
▼自宅でミニシアターのような臨場感を手軽に体験できる。
明るさは550ANSI ルーメンまで、コントラスト比は13000:1まで対応しており、大画面の投影時でもクッキリと鮮やかな映像を楽しむことが出来る。
プロジェクター自体にスピーカーを内蔵しているほか、必要に応じて外部デバイスに接続してサウンドを出力させることも出来るようになっている。
USBケーブルやHDMIケーブル、AVケーブルのほか、BluetoothやWi-Fiによるワイヤレス接続にも対応。PCはもちろん、スマートフォンやタブレット(iOS・Android)等の端末の映像を映し出すことも可能となっている。
▼幅広いデバイスと接続可能
このように、リーズナブルな価格・持ち運びに適したコンパクトさ・優れた性能 の3点を併せ持つ、おすすめのプロジェクターとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- プロジェクター本体
- ユーザーマニュアル
- リモコン
- AVケーブル
- HDMIケーブル
- 電源ケーブル
▼マニュアルは日本語にも対応している。
▼遠隔操作を行うためのリモコンが付属。
▼単四電池2本で使用可能。電池は自身で別途用意する必要がある。
プロジェクターの外観
▼プロジェクター本体の外観。今回のレビューにはグレー色を提供していただいた。
▼鈍い光沢が見られ高級感もある。
▼上部後方には各種操作ボタンが搭載。
▼底面の様子。ゴム製の滑り止めが施されている。
▼正面から見た様子
▼前面には大きな投影レンズが用意。
▼右側面には、ピント調節用のダイヤルが用意。
▼左側面には排気口が備わっている。
▼後部の様子。
▼電源ポート、USBポート×2、3.5mmオーディオジャック、AVポート、HDMIポートが用意されている。
軽量で持ち運びにも適した筐体サイズ
▼実際に手に持った様子。226×214×116mmの筐体サイズに対して本体重量は軽く、片手でも簡単に持ち運ぶことが出来る。
大きめのカバン等に入れて外出先へ持ち運ぶことも十分に可能だろう。
このように、数あるプロジェクターの中でも比較的コンパクトかつ軽量なデザインとなっているため、自宅での利用はもちろん、外出先や勤務先に持参して利用する用途にも適したモデルであると言える。
セットアップ手順
本製品は設置から利用開始まで、簡単な手順を行うことが可能だ。
まず付属の電源ケーブルをコンセントに接続したうえで、プロジェクター背面の電源ボタンを押す。
▼プロジェクターが起動し、映像が投影される。
続いて、映像を投影したい場所に向けて、プロジェクターを設置する。
レビュー時はまだ外が明るい時間帯で、室内に外部の光が差し込んでいたが、そのような明るめの環境でもクッキリとした映像を照射することが出来ていた。
なお、映像のピントが合っていない場合は、右側面のダイヤルを回して映像が見やすくなるよう調節しよう。
本体が起動すると、言語選択メニューが表示される。
▼日本語を含む、多言語に対応。
操作は付属のリモコンだけでなく、本体上部に搭載されたボタンでも行うことが出来る。
言語を選択すると、メニュー画面が表示される。
▼インターフェースデザインはシンプルで見やすい。ここからすべての機能へアクセス可能。
設定画面では豊富な項目が用意されており、利用環境や場所に応じて柔軟な調節が可能だ。
▼台形補正を利用して、映像の比率を最適な状態に調節しよう。
接続から映像調節まで簡単に行うことが出来るため、この手のデバイスに初めて触れる方でも問題なく扱うことが出来るだろう。
外部デバイスへの接続
本製品は有線接続以外にも、Wi-Fi, Bluetoothを利用したワイヤレス接続に対応している。
▼デバイス側のBluetooth設定でプロジェクターを選択。
今回は試しに、Androidスマートフォン『OPPO Fine N』のキャスト機能を利用して接続してみた。
スマホ接続時には、縦表示・横表示のいずれにも柔軟に対応できるようになっている。
鮮明で鮮やかな映像
実際にスマホの映像をプロジェクターで投影して鑑賞してみた。
100インチ以上の大きな画面で出力した場合、市販のモニターほどの鮮明さはないが、十分鮮明で美しい映像を楽しむことができた。
▼濃淡もクッキリと描画されており、ミニシアターのような感覚を手軽に味わえる。
▼13000:1の高コントラスト比に対応しているおかげで、色合いに深みが生まれており、臨場感のある映像を楽しむことが出来た。
▼ウェブサイト閲覧時。細かな文字まで明瞭に読み取ることが可能だ。
会議などにおいて、資料を映し出す用途にも十分に活用できる画質だと言える。
ゲーミング用途にも利用可能
もちろん、本製品を用いてゲームを楽しむことも可能だ。
▼PCやスマホ等のゲームを、迫力のある大画面で楽しめる。
▼大きな画面でスマホゲームを楽しむことが可能。
ただし、端末側の映像とプロジェクターから照射される映像のあいだにはコンマ数秒程度の遅延が見られる。
そのため、ゲームプレイ時は操作に対する映像の遅延が発生し、若干のやりづらさを感じるかもしれない。
特にコンマ数秒の遅れが命取りとなるシューティングゲーム等には厳しいものがあるので注意したい。
▼即応性を求められるゲームでなければ、支障なくプレイすることが出来るだろう。
サウンド品質はイマイチ
上述した通り、本製品にはスピーカーが内蔵されている。
▼試しに音楽を聴いてみた。
実際に映画やアニメ、音楽等のサウンドを視聴してみたが、サウンド品質に関しては最低限レベルであると言わざるを得ない。
中~高音域に関しては比較的クリアに響くものの、低音は潰れてしまっており、音圧も弱い。
満足度の高いサウンドを体験したいのであれば、外部サウンドデバイスへの出力を推奨したい。
優れた放熱性能、音はやや大きめ
プロジェクター内部には優れた廃熱機構が内蔵されており、内部の熱を効率的に外部へ放出できるようになっている。
▼左側面から暖かい風が吹き出てくる。
ファンの廃棄熱は温かく、密封された場所にプロジェクターを設置すると熱がこもる可能性があるので、注意が必要だ。
また、排気音が大きく、身近な場所に設置して稼働させると、稼働音のせいで映像に集中できないかもしれない。
設置場所に関しては、利用者から離しておくことをオススメする。
『XIDU PhilBeam S1』のまとめ
今回紹介した『XIDU PhilBeam S1』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 大画面でも明瞭で鮮やかな映像を楽しめる
- iOS・Android端末とのBluetooth接続に対応
- 軽量で比較的コンパクトなサイズ
- 高級感のある筐体デザイン
- シンプルな扱い方
- 明るめの場所でも鮮明な映像を照射可能
悪かった点
- 内蔵スピーカーの品質はイマイチ
- 稼働音(排気音)が大きめ
以上の通り、2万円台というリーズナブルな価格に対して、優れた性能・デザイン・機構を併せ持った高コストパフォーマンスなプロジェクターとなっている。
100インチ以上の大きな画面で映像を出力した場合でも、クッキリと明瞭で鮮やかな映像を楽しむことが出来た。
扱い方もシンプルであり、PCやスマホ・タブレット端末との接続も簡単に行うことが可能となっている。
筐体自体も軽くてコンパクトなデザインとなっており、光沢のある筐体素材には高級感もある。
一方で、内蔵スピーカーの品質はイマイチのため、外部サウンドデバイスへの接続はほぼ必須と言えるだろう。
それでも、この価格帯のプロジェクターとしては、全体的に優れたバランスの良モデルであると言える。
出来るだけ安価で性能の良いプロジェクターを探している方には、是非オススメしたい一品だ。
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